今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
エネルギーを泳がせる
今週のみずがめ座は、ここではないどこかへ連れ去られつつ、きちんと帰ってくるためのフックを仕込んでいこうとするような星回り。
哲学者であり近年は小説も発表している千葉雅也は、「それぞれの「書けてしまいかた」について」という講義録のなかで、書くことや制作することをめぐって、いかに「書かないで書く」ということが実践できるかどうか大事なのだという話をしています。
つまり、書き手なりアーティストとしていい作品をつくろうとすると、どうしても何らかのスタイルをがんばって確立するぞという構えになっていく訳ですが、そうではなくてもっと自然と「できてしまうもの」にしていこうじゃないか、と。
あなたもまた、日々の情報発信や作品づくりにおいて、そうした自身の身の内の何かに連れていかれる感覚を自分なりに深めてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
危機を転機に転じるために
今週のうお座は、現在の自分への違和感と過去への回帰願望が同居していくような星回り。
『江戸じまぬきのふしたはし更衣(ころもがえ)』(小林一茶)という句のごとし。作者が45歳ころの作。
「きのふ(過去)が慕わしい(なつかしい)」と言っているわけですが、そこにはかつての純朴な自分、豊かな自然とそこで過ごした幼い日々、貧しさと共にあったが澄んだ時間などが含まれていたはず。作者は年を重ねるごとにしばしば郷里への複雑な想いを詠んでいましたが、この句にもそうした哀感がただよっています。
あなたもまた、自己の内面を深く見つめて、そこにある些細な違和感や恋しさをしずかに受けいれていくことがテーマとなっていくでしょう。
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