お部屋の中でも特に、ディスプレイを楽しんでいらっしゃるお気に入りの場所が、リビングボード。大阪のアンティークショップ 70B で購入されたデンマークのヴィンテージ。背の低いボードの上に飾られたアートやオブジェなどさまざまなアイテムが、白い壁に映えています。
エリック・ホグランの人形のデキャンターは京都のウンベルトで購入。
「結婚2年目の記念として、二人でお金を出しあって買ったものです。エリック・ホグランの代表的なデザインのアイテムですが、気泡の入り方で1点1点、見え方も変わってきますし、光の歪みも生まれて綺麗なところがとても気に入っています」
デキャンターの隣のフラワーベースは、スウェーデンの陶芸家、カール・ハリー・スタルハンの作品。京都の歩く鳥で購入されたものだそう。
「釉薬のかかりかたがとても綺麗で。ブラウンのグラデーションに、ベージュやイエローの入り方が絶妙で一目惚れしました」
グリーンやお花も、crasさんのお部屋に欠かせないアイテム。
「家具やラグなど、人がつくったものには直線的なデザインが多いので、丸みのあるものであったり、植物であったり、有機的なものとミックスさせることを意識しています」
ディスプレイ台としてやパソコンデスクとしても使えるデンマークのヴィンテージのトロリーも、植物を置いたり、オブジェを置いたり、お部屋に「有機的なもの」をプラスする、重要なパーツになっています。
時代を経て落ち着いた色味になったヴィンテージの家具。そこに、北欧のデザイナーたちのアートピースや、植物など、有機的なものをプラスし、家族みんなが集まり団欒するリビングを素敵に彩っていらっしゃったcrasさん。
ヴィンテージ家具を中心としたリビングをつくる時に参考にしたい、みていてうっとりとするお部屋でした。
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■ROOM3. 二人暮らしインテリア
中心街にも電車やバス一本でアクセス出来るエリアでありながら、大通りから少し入った閑静な住宅街での二人暮らし。北国の寒さを感じない、温かみのある空間をインテリアとたくさんの植物で作り上げられているYukoさんにお話を伺ってきました。
伺ってまず印象的だったのがこだわりのインテリアたちで作られた落ち着きのあるリビング、ダイニング。どれもYukoさんが家で使いたいと時間をかけて選ばれてきたものばかりです。
「リビングはカリモク60 Kチェアを中心にインテリアを考えています。北欧ヴィンテージにもミッドセンチュリーにも合うレトロ感がとても好きですね」
「カリモクはずっと使いたくて、住まいを見直す機会に決心して購入しました。色もブラックと悩みましたが他のインテリアとの兼ね合いで今のカラーにしています」
カリモクと相性の良いラグもこだわりのアイテムの1つ。ヴィンテージの使い込まれた感じが、部屋のトーンを落ち着かせてくれるのだそう。
ミディアムブラウンのフローリングに合わせるように、テレビボードやチェストも買いなおされていました。色合いを整えることで落ち着いた雰囲気に仕上がりますね。