3.ミニマルで洗練。ストレート質感が映えるモード外ハネボブ
タイトに収めたボブに、さりげない外ハネのエッセンスをプラスしたミニマルスタイル。耳下ラインでカットされたコンパクトなシルエットが顔まわりをすっきりと見せ、シャープな印象を引き立てる。毛先に軽くニュアンスを加えることで、シンプルながらも動きのあるモード感を演出。
スタイリングのポイント
「この外ハネボブは、カットの時点で自然にハネるように仕上げているため、難しいアイロン操作は必要ありません。スタイリングの際は、ヘアオイルを髪全体になじませるのがポイント。オイルは毛先だけでなく、根元までしっかりと行き渡らせるように、髪を結ぶような感覚で塗布しましょう。特に耳まわりの根元部分は、手ぐしで押さえるようにオイルをなじませることで、毛先が外にハネやすくなります」(Cocoon銀座/店長 SHUNさん)
4.くしゃっと無造作が今っぽい。パーマスタイルの外ハネボブ
柔らかなウェーブとラフな外ハネが魅力のウェットボブスタイル。前髪は束感を持たせてシースルーに仕上げることで、顔まわりに抜け感をプラス。スタイリング剤をなじませるだけで、自然体で動きのあるシルエットに決まるのもうれしいポイント。
スタイリングのポイント
「外ハネボブにパーマをかけたスタイルでは、まずムースや水スプレーを使って、根元からしっかりとパーマを復活させるのが基本。特に内側までしっかりと濡らすことで、均一にカールが戻り、自然な動きが出やすくなります。スタイリング剤は、束感をキープできるように柔らかめのジェルがおすすめ。髪に塗布する際は、生え際からオールバックするようになじませてから整えると、全体にバランスよくスタイリング剤が行き渡り、きれいに仕上がります」(Cocoon表参道/スタイリスト 松村果穂さん)
5.無造作なのに美シルエット。抜け感重視の外ハネボブスタイル
タイトにまとめたミニマルなボブに、毛先のさりげない外ハネが抜け感をプラスするスタイル。ストレートベースの質感にほんのり動きをつけることで、ナチュラルなのにどこか垢抜けた印象に仕上がる。もみあげや顔まわりには軽く内巻きを加えて輪郭をやさしく包むことで、小顔見せにもひと役。
スタイリングのポイント
「もともとくせ毛の方の場合、髪が柔らかく動きやすいため、オイルを毛先に向かって軽く引っ張るようになじませるだけで自然な外ハネが完成します。アイロン不要で、スタイリングも手軽です。また、直毛の方に対しても、その人の髪質を見極めながら、カットの段階で自然にハネやすいシルエットをつくり、スタイリング剤だけで仕上がるような提案を心がけています。なるべく日々のセットが簡単で、無理なく続けられる外ハネボブを目指すことが、長く楽しめるポイントです」(Cocoon銀座/スタイリスト リラさん)
6.柔らかウェーブで魅せる、大人の外ハネボブ
ナチュラルなウェーブに外ハネのアクセントを加えた、上品で軽やかな外ハネボブスタイル。重たくなりがちなあご下ラインのボブも、毛先にほんのりハネ感を出すことで、抜け感と柔らかさを演出できる。顔まわりは内巻き気味にカールをつけることでフェイスラインを自然にカバーし、小顔効果もGOOD。
スタイリングのポイント
「まずドライヤーで分け目がつかないように、根元をこすりながらしっかり乾かすことが大切です。その後、コテを使って根元〜中間部分を内巻きにしていきます。中間にカールをつけることで髪に自然な動きが出て、毛先の外ハネもつくりやすくなります。仕上げには、スタイリング剤を髪全体に均一になじませることで、まるでパーマをかけたようなふんわり感と立体感のあるボブスタイルに仕上がります」(Cocoon銀座/スタイリスト リラさん)
美容師が教える! 外ハネボブのスタイリング方法とコツ
ヘアアイロンでボブスタイルの外ハネをつくる基本テクニック
「外ハネボブを自然に仕上げるためには、アイロンの入れ方がポイントです。カールアイロンの場合は毛束の中間にアイロンをあてて、そのまま毛先に向かって滑らせるようにスルーします。毛先から巻き込むのではなく、フェイスラインに沿わせるように中間から流すことで、ナチュラルなカーブがつくれます。
ストレートアイロンも基本は同じで、中間から毛先までをスムーズに滑らせるのがコツ。最後の毛先部分で手首を軽く返す程度にすると、わざとらしさのない自然な外ハネに仕上がります。手首を大きく動かしすぎないのが、ナチュラル感を出すためのポイントです」(Cocoon銀座/店長 SHUNさん)
初心者でも簡単にできる外ハネのスタイリング方法
「忙しい朝でも簡単に外ハネボブを楽しみたいなら、サイドの髪を耳にかけたスタイリングがおすすめです。耳にかけた状態で、耳下に出ている毛先だけをアイロンで軽く外ハネに巻くだけでOK。仕上げにオイルや柔らかめのジェルを手ぐしでなじませるようにつければ、ナチュラルな外ハネが完成します。アイロンを使うのは毛先だけなので、時短でスタイリングできるのもうれしいポイント。アイロンを使わなくても、耳かけ×スタイリング剤だけでも抜け感のある仕上がりに。手ぐしでハネ感を出すように整えるのが、自然に見せるコツです」(Cocoon表参道/スタイリスト 松村果穂さん)