DIYで空間に合わせ、住まいを楽しむ
EriさんとMintoさんの住まいは、DIYが随所に取り入れられた個性的な空間です。変形間取りに合わせて自作したテーブルは、その代表的なアイテム。
「一般的な家具だとスペースが無駄になりがちなので、平面に合わせてラックやテーブルをDIYしました」
「通路が細くなる部分のテーブルは角をカットして設置しています」(Mintoさん)
IKEAのソファ「LINANÄS」は座面の高さに合わせてDIYしたテーブルとセットで、リビングの中心的な存在。
そこに座りながら、ゆったりとレコードを楽しむ時間が至福のひとときだとEriさんは話します。
ダイニングには、Mintoさんの思い入れあるモノクロ写真も飾られていました、空間に静かな深みが与えられています。
キッチンには深いブルーのタイルを貼り、空間にワンアクセント。壁面にはマグネットバーを取り付け、頻繁に使うキッチンツールを見せる収納にすることで、実用性とデザイン性を両立させていました。
トイレには小さな収納カートが置かれており、限られたスペースでも効率よく収納できるよう工夫されています。
普段あまり目立たない場所にも手を抜かず、自分たちの好きなアイテムを選び、使い勝手の良い空間に仕上げているのも、二人の住まいづくりへのこだわりが感じられました。
二人の夢は将来的に自分たちで設計した自邸に住むこと。「賃貸生活で得た限られた条件下での創意工夫の経験を、自邸の設計に活かしたい」とMintoさんは語ります。
建築家としての処女作となる家づくり。限られた空間の中で自分らしい暮らしを追求する、その目標に向けて、現在の住まいもまだまだたくさんの学び多き場になりそうですね。
Eriさん(@inte_ringo)のInstagramアカウントはこちら
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal