脚を膨張させるむくみは、リンパが滞り水分が代謝されないことで起こるもの。モデルでヨガインストラクターとしても活躍する野沢和香さんが日々実践しているヨガメソッドで、むくみ改善&美脚を叶えましょう!
ヨガジャーナル日本版編集部
陰ヨガで、重くなりやすいふくらはぎをゆるめよう
ふくらはぎは、下半身の血液を押し戻す役割から「第二の心臓」とも言われている大きな筋肉。ここを柔軟にすれば循環力が高まり、脚が細くなるだけじゃなく、むくみにくい体質になります。
ドラゴンアレンジ
ふくらはぎを伸ばしてむくみをリリース。前後の足の間隔が広いと股関節や鼠蹊部に効きますが、今回はふくらはぎとアキレス腱を伸ばしたいので、前足を後ろに引いて行います。
HOW TO
①手を床についてから右足を前に出し、右膝が90°より鋭角に曲がる位置に調節する。両手は床について上体を支えて。
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
②膝息を吐きながら上体を前へスライド。右脚のふくらはぎとアキレス腱に伸びを感じる位置で2分半キープ。反対も同様に。
ポイント
前足のふくらはぎとアキレス腱のストレッチ感がポイント。時間とともに上体を前に倒して伸びを深めるとより効果的。
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
ハーフバタフライ
水分代謝を司る腎や膀胱の経絡が通る脚の背面。ふくらはぎを中心に脚の裏側をストレッチさせるこのポーズは、ダイレクトにむくみを流せます。両脚より片脚で前屈するほうが効果大。
HOW TO
①長座で座ったら、左脚を曲げて左かかとを腿の付け根にくっつける。両手はお尻の横に置き、骨盤は立てておく。
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
②背中は丸まってもいいので、いけるところまでゆっくり前屈。脚背面の伸びを感じる位置で2分半キープ。反対も同様に。
ポイント
背中を無理に倒すより、脚の背面がストレッチされる感覚を優先するのがコツ。長くキープできる角度でホールド。
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
できる人は
顔が膝につくまで前屈を深めてキープすると循環がさらにアップ
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
教えてくれたのは…野沢和香さん
モデル、ヨガインストラクター。ファッション誌やCMなど幅広く活躍中。2007年に全米ヨガアライアンス認定RYT200を取得。『野沢和香の体と心の不調を解決!1日1分おうちヨガLESSON』(小社刊)、他DVDも人気。