赤橙色の夕日、美しく光る海、きらめく泡、白い砂、波の音、2つの人影。
ウフフフフ……
捕まえてみてよー!
待てよー!
いやよー!
キャッキャウフフ……
本当の恋、こんなのでしょうか。

いいえ、ちがいます。
恋ってメルヘンの塊でも、キラキラの集大成でもないのです。
「本当の恋」とは「愛」のこと!

「ご飯ものどを通らないくらい相手のことしか考えられない」状態が”本当の恋”の形ではないかなと、私は考えています。
そして、それを本人に伝えられない、というのも大きな特徴かな、とも。
晴れて大好きな彼とのお付き合いができても、軽い恋の段階のままだと、どのくらい好きか、ということも、こう変わってほしい、と話し合うこともうまくできず、もっとこんなふうに扱ってほしい、という期待に応えてくれない彼にモヤモヤしたりしてしまう……。
このように、どちらかというと恋って、お相手のことより自分が主人公の、いうならば「一方通行の想い」なイメージがあるもの。
いっぽう、お互いのことを大事に思って、とにかく大切で、育んでいきたい何かがあるなら、きっとそれこそが「本当の恋」……つまり「愛」なのではないでしょうか。
なので、ひとりの彼氏と長らく一緒に過ごしたいのであれば、アレコレ思い悩むような一方的な恋は卒業して、「愛」しちゃいましょう、愛!!