練習しているのにいつまでも体が硬いのは、「心」に原因があるからかもしれません。抱えているネガティブな感情にアプローチして筋肉に働きかけるメソッド、ヨガキネシセラピーで柔軟な体と健やかな心を目指しましょう。今回は「考えすぎた時に硬くなる部位とほぐすためのアーサナ」をご紹介します。教えてくれるのは、人気ヨガインストラクターの谷戸康洋先生。
ヨガジャーナル日本版編集部
ヨガキネシセラピーとは
ヨガキネシセラピーとは、西洋と東洋の医学を融合して心身のバランスを整えるアメリカ発のメソッド、キネシオロジーの理論に基づくヨガ。詳しくは「体が硬いのはネガティブな感情に原因が?注目メソッド『ヨガキネシセラピー』とは何か」をチェックしてみて。
考えすぎると広背筋が硬くなる
考えすぎるとダメージを受けるのが、体の全エネルギーをどう振り分けて使うかという司令塔の役割を担う経絡。この経絡は背中の広背筋とつながっており、硬さを招くことに。広背筋を柔軟にすることで、さまざまな物事の取捨選択もスムーズになります。
アーサナの前後に筋肉の柔軟性をチェックしよう
胸の前で合掌。左右の肘をつけ、肘先まで合わせる。
Photo by Sayaka Ono
背骨を真っすぐ伸ばし、どこまで肘を上げられるかでチェック。
Photo by Sayaka Ono
1.シャラバーサナのアレンジで広背筋を縮める
うつ伏せから体を反らせ、背中に意識を向けながら広背筋をギュッと縮めていきましょう。
HOW TO
うつ伏せになり、両脚を揃える。両肘を曲げ、肘が外に開かないように脇をしめる。両手を胸の横におく。
Photo by Sayaka Ono
手のひらで床を押し、胸と脚を床から持ち上げる。目線を前にして、背中の筋肉に意識を向けながら5呼吸。
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2.ローリングパンダのアレンジで広背筋を伸ばす
脇の下に通す手を、できるだけ遠くへ伸ばして広背筋をストレッチ。背中がほぐれる感じを味わって。
HOW TO
四つん這いになる。両手を肩の下、両膝を腰の下にセットし、背中を真っすぐ伸ばす。
Photo by Sayaka Ono
腰を下げずに、右腕を左脇の下に通して伸ばす。左肘を軽く曲げ、右肩と右側頭部を床につける。心の中でフキダシ内の言葉を唱えながら10呼吸。反対側も。
Photo by Sayaka Ono