下味付けや食材の冷凍保存に重宝するフリーザーバッグ。たくさんの種類がお店に並んでいますが、違いってなかなかわかりませんよね。そこで、ダイソー、キャンドゥなどの100均アイテムから、定番ジップロック(R)まで13製品徹底比較。鮮度やおいしさのキープ力、コストパフォーマンスを調べました。そこでわかった正しい選び方とおすすめの商品を発表いたします。
木村 大介/Test by LDK編集部
食品冷凍の強い味方!フリーザーバッグは賢く選ぶ
お肉をまとめ買いして冷凍保存したら霜や変色で食べる気がしない…なんて失敗はイヤですよね? さまざまなメーカーから発売されているフリーザーバッグの性能は、どれも一緒ではありません。
鮮度や美味しさをしっかり保てて、使いやすいものをちゃんと選ぶことで、冷凍ムダを一掃できるんです!
実際にテストしてわかったフリーザーバッグの選び方
フリーザーバッグは一見似たような見た目でも、厚みや開閉方法、マチ付きなど製品によって細部の作りが異なります。それによって使い勝手や密閉性の高さなど、性能の差はあるのでしょうか。
実際にテストしてみた結果、優秀なフリーザーバッグ選びで“チェックすべき3つの条件”が判明しました。
[チェック①:密閉性]
まず何より重要なのがしっかりと鮮度を保てる密閉性。お肉や野菜などの食材を冷凍したときに劣化しにくいことが良いフリーザーバッグの第一条件!
[チェック②:開けやすさ]
厚みがあり、ジッパー上部にツマミがあるスライダー式など、入れ口を開けるときに引っ張りやすい構造だとスムーズに開けられます。逆に、薄っぺらな素材でぴったり重なっていると、つかむのに手間取ってしまいます。
[チェック③:サイズ感]
同じMサイズでも製品によって大きさや形が異なります。横幅が広いタイプだと入れ口が大きく開くので、液体も注ぎやすくて使いやすいです。反対に、縦長のタイプは深すぎて出し入れがしにくく、空気を抜くのにもたついて密閉がしにくくなります。
13製品をプロと徹底検証最強のフリーザーバッグを決定!
では、これら3つの条件をクリアした上で、おいしさをキープしつつ使い勝手の良いフリーザバッグはどれか…。今回はプロと編集部がテストし、最強のフリーザーバッグを選びました。各項目、A+からDまで各項目を5段階で評価しています。
[テスト①:鮮度キープ力]
ヒレ肉とひき肉を購入した日にフリーザーバッグに入れ、新鮮な状態で冷凍。10日後に、袋のまま冷蔵庫に移して完全解凍させ、鮮度落ちのバロメーターとなる肉のドリップをかき集めて量を比較!
[テスト②:使い勝手]
袋口を繰り返し開け閉めして開閉のしやすさ、サイズ感といった使い勝手の良さをプロが判定。さらに、袋を膨らませて、押しても空気が抜けないか密閉性の実験も実施しました!
[テスト③:おいしさキープ力]
ヒレ肉をフリーザーバッグに入れて10日間冷凍。冷蔵庫で自然解凍させ、料理のプロが色の変化をチェック。さらに、塩だけで味付けして、それぞれ同じフライパンで2分加熱し、プロが実際に試食して味の違いを比較しました!
また、コストパフォーマンス(コスパ)は、検証時にスーパーやホームセンターで購入した際の一枚あたりの単価で算出しています。通販サイトとの価格とは異なりますのでご了承ください。
それでは、ここからフリーザーバッグ13製品のランキングを発表します!
うす~い見た目とは裏腹にすごい実力のアイラップ
岩谷マテリアル
アイラップ マチ付き
実勢価格:200円/60枚
サイズ:縦350×250×マチ40×厚さ0.009mm
1枚3円のアイラップが性能も使い勝手も圧倒的に優秀という結果に! 鮮度もおいしさもばっちりキープできる実力の高さにプロも驚きました!
ポリ袋タイプなので食材を選ばず、お財布にやさしい価格でバンバン使えるところも、超オススメな逸品です!
▼テスト結果
うす~い見た目とは裏腹にスゴイ実力! 10日間冷凍した後の肉もドリップがほとんど出ません!