1Kの賃貸に暮らす女性のお部屋をご紹介します。なんとこちらのお部屋にはクローゼットがありません。洋服などは人並みにあるそうですが、収納はどうされているのでしょうか。モノが溢れて困っているという方必見の、目からうろこの収納術を見てみましょう。
白を基調とした1Kのお部屋
白を基調とした女性のお部屋をご紹介します。広さは26平米の1Kで、暮らし始めて2年半ほどが経ったそう。SNSなどを参考に、元々のお部屋を少しずつカスタマイズしながら暮らしています。
ちなみに、印象的な床はタイル模様のクッションフロアを自分で敷いたのだそう。床は広い面積を占める部分なので、柄や色を変えるだけでまるで別の部屋かと思うほど一変しますよ。
こちらのお部屋には、実はクローゼットがありません。なのに、「洋服は一体どこに行ってしまったの?」と思うほど、すっきりしています。
持っている洋服の量が少ないというわけではないそうですが、ロフトや大きなタンスもないのに、どうやって収納しているのでしょうか。
ハンガーの色を統一。スカーフなどのアイテムはワイヤーネットに
ワンピースやロング丈の洋服は、ハンガーラックにかけて収納。ここまでは同じようにしている方も多いと思いますが、そんなとき、服のテイストや柄・色の違いから生まれる乱雑な印象が気になることはありませんか。
そこで彼女のラックを見てみると、ハンガーを細目のおしゃれなものに、色もゴールドで統一しているのがわかります。それだけでもお店のディスプレイのような印象に変わり、自然と統一感が生まれています。
また、収納方法に悩むベルトやスカーフなどは、「ハンガー+S字フック+ワイヤーネット」で解決。S字フックでハンガーとワイヤーネットをつなぎ、ワイヤーネットの中にスカーフ等を通すだけで、しわになりにくく、きれいに片づけることが出来ますよ。
トップスやボトムスは畳んでカゴに収納
トップスやボトムスの収納は、引き出しタイプの収納ケースに入れるのが一般的ですが、オープンラックとカゴを組み合わせた収納もおすすめです。
写真はIKEAのオープンラックの中にバスケットを収納したもの。上段にニトリのバスケット、下段にスタックストーバケットのMサイズを組み合わせています。トップスであれば、カゴの中に10枚程度の収納力はありそうです。
洋服をオープンラックにそのまま入れると、ほこりをかぶったり、見た目の美しさも損なわれますが、このように収納カゴを組み合わせると、おしゃれで衛生的に保てます。カゴは素材にこだわったものやジャストフィットのものを選ぶことがポイントですよ。
きちんと隠すを徹底する
かばん類はベッドの引き出し収納に。引き出しを閉じ、さらにその上からベッドスカートをかぶせることで、収納自体を隠してしまうという上級のテクニックです。
ベッドスカートは見た目のおしゃれさだけでなく、本来ベッドの足を隠したり、下にホコリが入るのを防ぐために使われるもの。ホテルなどではよく見かけますが、自宅で使っている方は少ないのではないでしょうか。ボックスシーツの上から被せるだけで雰囲気がぐっと上品になるアイテムなので、簡単に取り入れられそうです。
細かいアイテムはカゴにまとめてしまいましょう。リモコン・コスメ・爪切り・文房具などの細かく、生活感が出やすいアイテムは、きちんと隠すことを意識すると、お部屋の雑多な雰囲気がなくなります。
その他、表に出したくない掃除機はアートフレームの後ろに隠すという技も。頻繁に使うものなので、奥深くにしまい込んでしまうと出すのが面倒になりますが、このように取り出しやすい場所に隠すことで出し入れのわずらわしさもなくなりますね。
見せたいものはとことん飾る
収納の中にすべてを隠すと、すっきりする反面、殺風景にもなりかねません。しかし、このお部屋がシンプルすぎず個性的なのには理由があります。
それは、見せたいものは表に飾ってしっかりと見せているから。壁に貼ってある写真やポストカードなどの装飾が良いアクセントとなり、お部屋をおしゃれに見せていますね。
ご紹介したお部屋は収納方法だけでなく、見せ方も参考にもなるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
photo / goodroom
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