韓国料理のチヂミは日本の屋台でも販売され、また家庭の食卓でも登場するなど、日本でもメジャーな韓国料理の一つです。今回はチヂミの栄養や簡単に出来るチヂミのレシピを紹介します。
本場の韓国ではチヂミと呼ばない?チヂミの由来とは?
チヂミは韓国語ではなく日本語
日本ではチヂミとして親しまれている韓国料理ですが、チヂミという呼び方は日本語なんです。チヂミは韓国では“プッチンゲ”、または“チョン”と呼ばれていて、平たく伸ばして焼いたものという意味です。
なぜ日本でチヂミと呼ばれているかというと、諸説ありますが韓国南東部に位置する慶尚道(キョンサンド)の方言である“チヂム”が由来であり、日本で訛ってチヂミと呼ばれるようになったと言われています。
韓国では雨の日にチヂミを食べる!
韓国ではチヂミは多くの屋台で販売されていて、間食としてよく食べられていますが、韓国では雨が降るとチヂミが食べたくなるという風習があります。その理由として、チヂミは家にある材料で作ることが出来るので、雨が降って買い物に行けない日によく作られ食べていたそうです。
また、雨が降っている時の音がチヂミを焼いている時の音に似ているため、雨が降る音を聞くとチヂミが食べたくなるそうです。
チヂミの材料と作り方
チヂミの基本的な材料は粉・水・具材
チヂミの一般的な作り方は、小麦粉や米粉などの粉類と水、具材を合わせて油で平たく両面を焼きます。具材にはニラや玉ねぎ、アサリ、キムチなどがよく使われますが、地方によって様々な具材を使ったチヂミがあります。
作り方と見た目が日本のお好み焼きに似ていますが、お好み焼きに比べるとタネが緩く、薄く広げて焼くため外はカリカリ、中はモチモチの食感が生まれます。
また、食べる時には酢・しょうゆ・コチュジャン・ごま油などで作ったタレにつけて食べます。
美容にも効果的?チヂミに使われる食材の嬉しい効果
ニラがエネルギー代謝を促進
チヂミに使われることが多いニラにはアリシンという成分を多く含みます。アリシンには、体の中で糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1の働きを高める作用があります。つまり、代謝を促進してくれるのでダイエット効果が期待できます。
アサリで美肌
アサリには、通称「美容のビタミン」と呼ばれているビタミンB2を多く含みます。ビタミンB2は美しい肌や髪の毛を作るのに役立ちます。また、アサリはカロリーが低く、低脂肪の食材ですのでダイエットに向いている食材の一つでもあります。
キムチで便秘解消
韓国の伝統的な発酵食品であるキムチには乳酸菌が豊富に含まれています。乳酸菌には腸内の善玉菌を増やしてくれる効果が期待できますので、腸内環境を整えて便秘を解消に役立ちます。
管理栄養士おすすめ!混ぜて焼くだけ簡単チヂミレシピ3選
簡単!チヂミ
冷凍庫に常備しておけるシーフードミックスを使うことで、本格的なチヂミがフライバンだけで作れます。片栗粉をタネに加えることでモチモチ感アップ。
しらすと小葱のチヂミ
具材にしらすを使うことでカルシウムが豊富に!短時間で作れるので成長期の子供のいる家庭におすすめです。