部屋のフォトフレームからちょっとした壁まで、塗装を自分で行う人は珍しくありません。でも、DIY初心者だと「キレイに塗れるかどうか不安…」と躊躇してしまいますよね。ホームセンターに行っても、アサヒペンなどの有名塗料メーカーからカインズなどのPB製品までたくさんの種類があって、どのペンキを選んでよいのやら…。そこで今回は選び方の解説のほか、テストして決めた簡単キレイに仕上がるおすすめ商品を、ランキング形式で紹介します!
木村 大介/Test by LDK編集部
ペンキの選び方でDIYのクオリティが変わる!
写真/PIXTA
DIY初心者の人も、ちょこっとだけ塗りたいという人も、どのペンキを選ぶかによって仕上がりに大きな差がでます!
同じメーカーでも用途や場所によって種類がたくさんあり、仕上がりのキレイさや安全性にも大きく影響が出るので、室内で簡単に使用できるペンキをしっかり選ぶことが大事です!
DIYを気軽に楽しめるペンキに求めたい選び方5つ
では実際に、初心者でも気軽に塗れるペンキってどんなものなんでしょうか。室内でのちょこっと塗りに最適なペンキを選ぶポイントは次の5つです。
選び方①:水性塗料がおすすめ
ペンキは大きく分けると水性塗料と油性塗料の2種類あり、一般的にDIYで使用されているのが水性塗料です。水性塗料は、臭いが少なくて安全性が高いので初心者でも使いやすく、室内使用での安全基準をクリアしている水性塗料を選ぶことが第一条件となります。
選び方②:材料や場所に合った塗料がおすすめ
木材や鉄など塗りたい場所がどんな材料なのかによって、使用するペンキの種類は異なります。製品の用途をチェックして、塗りたい材料に合うペンキを選びましょう。
選び方③:セミマットな質感がおすすめ
ツヤがありすぎるとハケ目が目立ちやすくなりがちなのはもちろん、ペンキ特有のテカテカした光沢がインテリアとなじみにくい場合も。既製品のような仕上がりにするためには、セミマットなど落ち着いたツヤの塗料を選ぶことが大切です!
選び方④:容量控えめがおすすめ
ちょこっと塗りするだけなら容量が多すぎると使いきれず余ってしまいます。塗る面積にもよりますが、約200ml以下などの容量が少なめのペンキだと、お手頃価格でちょい塗り&お試し塗りができます。
選び方⑤:ハケ付きがおすすめ
ペンキを塗るためにハケが必要ですが、DIY初心者が別途ハケを買うとなるとまたハードルが上がってしまいますし、ちょこっと塗るだけなのにわざわざ買うのも面倒ですよね。DIY初心者向けやちょい塗り用には、ハケ付きのペンキのほうが気軽に塗れてオススメです。
2つのポイントで実力を比較してみました!
ではこれら5つの条件をクリアするものはどれか? 今回はプロが無垢材のオブジェにペンキを塗ってテストし、誰でも簡単にDIYできるペンキを選びました。
[テスト項目①:仕上がり]
ペンキ特有のテカリが出ず、美しい仕上がりが叶うか。
[テスト項目②:塗りやすさ]
ムラなく塗れることはもちろん、他に道具を揃える必要がないハケ付きかどうか。
それではお待たせしました! DIYビギナー向けの室内ちょこっと塗り用ペンキの結果発表です!
※価格は、ホームセンターなど実際の店舗で購入した際のものです。リンク先の価格とは異なりますので、ご了承ください。
不器用さんでもキレイに塗れる!カインズ ホワイティカラーズ
カインズ
ホワイティカラーズ 刷毛付き 80ml
ソフトピンク/ライトベージュ
実勢価格:各598円
水性
※下のリンク先は「ソフトピンク」です
絶妙な塗り心地のハケで不器用な人でもキレイに塗れる、欠点が見つからない神ペンキです!
▼テスト結果
評価:A+
仕上がり :★★★★★
塗りやすさ:★★★★★
ペンキ特有のテカリがないので、部屋に置いても悪目立ちしません。ムラが全然できず、高見えする仕上がりに!
ちょい塗りに最適なハケ付き!毛先が揃っておらず、一見塗りにくそうなハケですが、これが絶妙な塗り心地を実現してくれるんです!
伸びがいいペンキと斜めにカットされたハケのおかげで、DIY初心者でもムラなくキレイに塗り上げることができる、オススメのちょい塗りペンキがカインズです!
仕上がりは満点!ハケ付きじゃないのが惜しい…
ニッペホームプロダクツ
STYLE DIYペンキ 150ml
シェルピンク
実勢価格:669円
水性
▼テスト結果
評価:A
仕上がり :★★★★★
塗りやすさ:★★★★☆
マットな質感で、1位のカインズ同様最高レベルの仕上がりの良さ!
1位のカインズと同様にムラなくキレイに塗れるものの、ハケ付きではない点で惜しくも星マイナス1となりました。