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「自分さえ頑張れば」の落とし穴

ライフスタイル

「私が我慢すればなんとかなる」……こんなふうに考え、知らず知らずのうちに自己犠牲をしてつらい思いを抱えてしまうことはありませんか? この記事では、自己犠牲の行動をとってしまう理由や、自己を犠牲にしがちな人の特徴、自己犠牲をやめる方法を、心理カウンセラー・萩原かおりさんに解説してもらいました。

萩原かおり(心理カウンセラー)

(4)共感力が高い

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人に共感する力が強いと、相手が困っていたり苦しんでいたりすると共感して自分のことのように感じ、放っておくことができず、積極的に手助けしようとします。

人は人、自分は自分とわり切れないのです。

相手の困難もともに乗り越えようとする“協働の精神”を持っています。

その結果、自分のことを後回しにしてでも相手のことを優先します。

相手の苦しみや喜びに共感して一心同体で動けるので、それを悔やむこともほとんどありません。

(5)ポジティブ思考

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自己犠牲の行動をとる人は、物事を肯定的に捉えるポジティブ思考の人が多いです。

一般的には状況や条件を考慮して「相手を助けるか助けないか」を判断しますが、だれでも「助けるべき存在」だと判断して行動します。

こうした人は誠実さを大切にし、相手に真摯に向き合います。

自分より相手を優先した行動を美徳とするのです。

自己犠牲をやめる方法

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誰かのために行動し、人を助けることは素晴らしいことですが、それが自己を犠牲にして行われると、やがて疲弊しつらくなる一方です。

ここでは、そんなつらい状況から脱出するため、自己犠牲をやめる方法を3つご紹介します。

(1)自分が幸せだと感じる行動をとる

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「相手に好かれたいから」「人に嫌われたくないから」と相手依存の行動をとっていると、自分の人生のハンドルを自分で握れず、常に相手の顔色をうかがって行動することになり、いつまで経っても幸せになれません。

自分を幸せにするのは自分です。

自分は何をしたら楽しいのか、うれしいのかといったことをきちんと考え、その考えに基づいた行動を選びましょう。

(2)自分の意見を持つ

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自己を犠牲にする人は、自分の意見ではなく相手の意見を優先して行動します。

そうすると「自分の意見を持っていない人」だと思われてしまい、あまり信用されません。

多くの人が信頼してついていくリーダーは「ビジョン・コミュニケーション」に長けているといわれます。

ビジョンとは、夢や目標、指標のことです。

リーダーに最も必要な力は「ビジョンを語る力」だといわれるほどで、自分の指標を持って発言し、行動する人は信頼されます。

自分の意見を持ち、発信する勇気を持ってください。

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