落ち着いている
《所作編》1つ目は、落ち着いているということです。常に時間や気持ちに余裕を持っているおかげで、上品な人は、仕草や動きが落ち着いていることが特徴です。何をするにも落ち着いていて、慌てていたり、前のめりになることはありません。自分自身が安定して落ち着いているので、他人に対しても急かすようなこともないです。せかせかしているような人には、品は感じないものです。
上品な人になりたいと思ったら、日頃から落ち着いて行動するように意識する必要があります。落ち着いている人には、周囲も居心地の良さを感じるというのが特徴的です。
丁寧
《所作編》2つ目は、丁寧ということです。美しい振る舞いには丁寧さが大事です。上品な人の共通の心掛けとして、物を丁寧に大事に扱う、音を出さないという特徴があります。
例えば、物の受け渡しの際、受け取る場合は両手で、渡す場合は片手を添えてなど、ちょっとしたことでも丁寧さを強く意識しています。また、物を置く時や触る時など、やたら大きな音を出さないようしていることも特徴的です。
鞄や物を投げるようにして机に置いたり、急いでいる時にノートパソコンをバンと音を立てて閉じたりといったがさつな特徴の人は、上品さに欠けます。
マナーがなっている
《所作編》3つ目は、マナーがなっているということです。上品な人だと感じるのは、正しいマナーを知っていて、動作一つ一つにおいて、しっかりとマナーが守られているのが特徴的です。
特に食事のタイミングにおいて、マナーはとても重要で、箸は正しい持ち方で持つ、テーブルに肘をついて食べない、などの特徴がきちんとできていることで、育ちの良さを感じます。
マナーが伴っていない場合、とても上品とは言えません。上品な人になりたい場合、正しいマナーを知ること、そして日頃の動作を意識することが大事です。
上品な人の特徴《話し方》
話し方にも共通の特徴や雰囲気があります。話し方はごまかしがききません。いくら外見や立ち居振る舞いに気を付けていたとしても、会話ひとつで台無しになることがある程、重要なポイントになります。言動次第で一瞬でイメージが変わるので気を付けましょう。言動には、育ちや環境も影響しているものですが、自分で意識をすれば変えることができます。
上品な人になりたいと思った時に、自分の話し方に自信がない人は、意識して改善するようにしましょう。具体的に、どんな特徴の話し方なのでしょうか。3つご紹介します。
おっとりしている
《話し方編》1つ目は、おっとりしているということです。おっとりした特徴の空気感は、高貴さを感じるものです。早口でまくしたてるような話し方が特徴の人に品は感じません。上品になりたいと思ったら、話す時はゆっくり話す、声のトーンは、高すぎず低すぎず程良いトーンで、などおっとりした空気感を意識しましょう。
また、品を感じる会話の特徴として「間」を楽しむことも大事です。上品な人は、相手の話を途中で遮ることなく最後まで聞く、そしてワンテンポ間を置いてから話すなど、会話の間も意識しています。
丁寧な言葉遣い
《話し方編》2つ目は、丁寧な言葉遣いということです。上品な人は、特徴として、若者にありがちな流行り言葉や略語をやたら使いません。正しい日本語を意識していて、きちんと正式名称で言うようにしています。いくら周囲が流行り言葉や略語を使っていたとしても、自分のペースを貫くのが特徴的です。
上品になりたいと思ったら、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。日頃から気持ちに余裕を持って安定していれば、丁寧な言葉遣いになりやすいでしょう。丁寧で美しい言葉遣いができることで、周囲も品の高さだけではなく話しやすさも感じるものです。
目を見て話す
《話し方編》3つ目は、目を見て話すということです。挨拶を交わす時や会話をするときなど、目を見て話せるというのは、相手と向き合おうとしている証拠です。上品な人は、自分を理解して前向きに生きているので、周囲ともきちんと向き合おうという気持ちを持っています。
また、目を見て話すことで、顔の表情も確認できるので、これ以上触れられたくないというような相手の感情も感じることがきます。上品な人がちょうどいい距離感を保てるのも、目を見て話す特徴があるからと言えます。にこやかに目を見て話せるようになりましょう。
上品な人になるには
上品な人になりたいと思ったら参考にするべき特徴があることが分かりました。次は実際に、自分が上品な人になるには、どんなことを意識したらいいのかを見ていきましょう。慣れないこともあるかもしれませんが、上品さは習慣から成り立つものと心得ましょう。
日々の過ごし方や立ち居振る舞いが品を作るのです。逆に言うと、品は育ちの良さや生まれ持ったものではなく、日々の意識次第で作れるということです。変われるチャンスは誰にでもあるのです。
そう考えると希望が湧いてきませんか?具体的に、上品な人になるために意識すること3つをご紹介します。
全てを丁寧に
上品になるために意識すること1つ目は、全てを丁寧にということです。日常生活における全ての言動を丁寧にしましょう。物を渡す時は手を添える、受け取る時は両手で、音を立てないで物を触る、といった物の扱い方を始め、やたら流行語や略した言葉は使わないといった言葉遣いまで。日頃から丁寧さを大事にすることで、品は身に付きます。
また、上品になるには、自分自身に対しても丁寧に向き合うことが大事です。自分をよく知り、丁寧に扱えることで、他人に対しても優しくなれます。自分も他人も大事にできる人こそ品格を感じるものです。