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社内の先輩からのアプローチを「上手に断る方法」

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

ぱぴこ

今回のお仕事ハックは「社内の先輩からのアプローチを断りたい」という女性のお悩みに、外資系OLコラムニストのぱぴこさんがアドバイス。

社内の先輩からのアプローチを断りたい

やたら飲みに誘ってくる先輩男子がいます。単純に後輩としてかわいがってくれているだけかと思いきや、2人で飲んでいるときに「ずっとかわいいと思ってた」「今度2人で遊びに行こう」など、好意的なことを言われます。ストレートに告白されたわけではないのと、仕事上でもかかわる機会が多いことから上手に断れず、2人で飲みに行く関係がダラダラと続いています。私は好意がないのでこういう関係はもうやめたいのですが、どう伝えればいいのでしょうか?

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社内恋愛撲滅派のぱぴこです。私が心から嫌いなタイプの社内恋愛(という名のワンチャンねらい)のすべてが相談文に凝縮されており、濃厚な毒気にめまいがしました。

両思いだったらなんの問題もありませんが、私の相談箱には、本相談と同じように女性たちから「職場の人に2人きりの食事に誘われるが、私は好意がない。断って仕事に支障が出るのも困る。どうすればよいか?」という相談が山のようにきます。

この手の相談を見るたびに「職場は! 仕事を! する場所だ!」ということを、相手の男性の耳にスピーカーでお伝えしたい気持ちに駆られます。しかも、今回のように誘ってくる相手が「先輩」「上司」「取引先」などの関係の場合は、ご自宅に街宣車で突撃したくなります。

親睦? 好意? 自意識過剰?

「誘い=好意」と決めつけるのは自意識過剰な気がするし、意識しないで行くべきなのでは? と悩む女性は多いです。

「親睦を深めるくらいだし、仲よくなれたら仕事もスムーズにはなるし、とりあえず行ってみようかな」

そんなふうに行った先で、「やめときゃよかった」という面倒くさい展開が発生するわけですね。この「やめときゃよかった」の心理も曲者です。

「最初に意思決定したのは自分だし、相手は“そのつもり”だったとしたら、なんでホイホイついて行っちゃったんだろう。今後も誘われたら断りづらい……」と悩みのループにハマり込むからです。

しかし断言します。仕事関係、しかも上下関係があるあなたにはっきりしない態度で好意をチラ見せしてくる相手側に常識とリスペクトがないだけで、あなたは悪くありません。

そして、「誘われて困る」というループを断ち切るためには、「無理」の2文字を突きつけるしかありません。

断る。それしか道はない。でもどうやって?

そうはいっても「あなたに興味はありません。迷惑です。二度と誘わないでください」なんて言えません。ではどんな方法があるのか、具体例を確認しましょう。

1.複数人を打診する

2人きりになるのをとにかく避ける。同僚や上司を交えての「職場飲み」に切り替える。

2.解散時間は厳守、一次会で帰る

絶対に二次会、三次会には付き合わない。「○時までなら」と最初から期限を切って帰る。もちろん土日の誘いに乗る必要はありません。

3.夜は断り、ランチに切り替える

「最近お酒飲むとダメなんですよね」などと言い、「一緒にランチ行きましょう」と時間帯を昼に切り替える。

4.周囲に相談する・エスカレーションする

この手の「職場の後輩女子に中途半端に手を出す」男性は、自分が距離を置かれたり断られたりすると手のひらを返して、その女子の悪口を吹聴する人が一定数います。

そこで、男性よりも先手を打って「困っている」ことを周囲に周知するのは重要です。あまりにも状況が変わらないのであれば、上長にエスカレーションすることも視野に入れましょう。

5.恋人ができたと言う

「そういえば彼氏できたんですよ! なので男性と2人きりは避けますね」と笑顔で爽やかに言い逃げする。これは4の周囲の地盤固めを実施した上で実行するのをオススメします。

6.勘ちがいするのでやめてほしいと言う

諸刃の剣かつ、その気がないとのことなので発動機会は少なそうですが、「それってどういう意味ですか? 私、曖昧なのはイヤです。勘ちがいしそうなので」と一線を引くというやり方もあります。

相手が告白してくるリスクがあるのですが、されたらされたでお断りもできますし、そこでも曖昧にしてくるならダメ男決定なので切り捨てごめんです。

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