簡単に摂れるたんぱく質食品として卵は便利です。そこで、卵を使った一週間分の献立をご紹介します。また、「卵は1日何個くらい食べていいの?殻や黄身の色で栄養は変わるの?」など、よくある疑問に管理栄養士がお答えします。
それって本当?卵に関するQ&A
卵を食べるとコレステロール値が上がるの?
卵にはコレステロールが含まれていますが、卵に含まれるレシチンやアミノ酸の一種であるシスチンには、コレステロール値を下げる働きがあることがわかり、現在ではコレステロール値が上がることはないと考えられています。
また、中性脂肪に関しては、糖質を多く摂取すると上がることがわかっています。卵には糖質がほとんど含まれていないため中性脂肪を上げる原因になることはありません。
1日何個食べていいの?
卵とコレステロール値の関係の実験は数多く報告されていますが、食べる人によって個人差があるので研究報告も様々です。
卵はビタミンC、食物繊維以外の栄養素をまんべんなく含むことから完全栄養食品とよばれています。だからといって、卵ばかりで栄養を補うことはおすすめできません。そのことも考慮に入れると、健康な人であれば1日2個ぐらいなら食べても問題がないという見解が多いようです。
白玉と赤玉では栄養に違いがあるの?
ニワトリの種類の違いで赤玉と白玉にわかれます。基本的には赤い羽根のニワトリからは赤い殻の卵が産まれ、白い羽根のニワトリからは白い殻の卵が産まれます。栄養価の差はないそうです。
黄身の色が濃い方が栄養価は高いの?
黄身の色はニワトリのエサによって変わります。パプリカなど赤い色素を混ぜたエサを与えられたニワトリは濃い色の黄身のたまごを産みます。黄身の色で栄養価が変わるということもありません。
卵に関する疑問は解けましたか?次に卵を使った1週間分の献立をご紹介します。