次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。
ラブホの上野さん
ぶっちゃけ男が悪い
しかし、今回のご質問者さまは「もうちょっと一緒にいたい」という気持ちをきちんと伝えていらっしゃいますので、ご質問者さまの問題というよりは、その男性に大きな問題があったと思います。
ただ、男性をほんの少しだけ擁護するのであれば、ご質問者さまは居酒屋でベロベロになってしまわなかったほうがよかったでしょう。
居酒屋のあとに行くべき場所は決して多くありません。
カフェのように軽い場所ではムードが壊れてしまいますので、居酒屋よりもムード作りが簡単な場所を選ぶべきなのですが、そんな場所は「カラオケ」「ラブホ」のような個室か「バー」くらいなものでしょう。
カラオケはまだしも、いきなり「ラブホ」に誘うのは少々ハードルが高いので、もっとも簡単な選択はバーになるのですが、ベロベロに酔っ払っている女性を捕まえて「これからバーに行かない？」という言葉を口にしにくいのはわかります。
もちろんそれを踏まえても男性側にかなり大きな問題があるとは思うのですが、ご質問者さまがもう少し酔っていなかったら、彼も「バーに行かない？」と言いやすかったことでしょう。
とはいえ、重ね重ねになりますが、やはり今回の問題点は男性が「カフェ」を選んでしまったことであると言わざるをえません。
居酒屋でいい雰囲気になったのであれば、そのままホテルに行ってしまうか、その場で解散してしまったほうがよかったでしょう。
誠実な男を演じたくて喫茶店に誘ってしまった気持ちもわからなくはないのですが、それは誠実なのではなく臆病なだけだったのかもしれません。
ご質問者さまは「あいつのせいか……」とお考えいただければ幸いです。
（文：ラブホの上野さん、イラスト：タテノカズヒロ）
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