掃除機、と聞いたら、あなたはどんなものが思い浮かびますか? ロボット掃除機? それともスティッククリーナーでしょうか。お掃除といえば掃除機でするもの、が当たり前になっている現代。いざ買うとなったら、何を選べばいいのでしょうか。
掃除機は世につれ世は掃除機につれ!?
日本で一般家庭に掃除機が普及し始めるのは、1960年代の高度経済成長期に入ってから。大規模な集合住宅が次々と作られ、生活形態も大きく変化し、一気に掃除機の需要が高まりました。

1980年代に入ると、紙パック式のキャニスター掃除機が登場。ゴミを捨てる手間が省け、ホコリが舞う不衛生さが改善されたことで、ますます掃除機の需要は高まることに。
そして2000年代。世界初のサイクロン式掃除機を開発したダイソンに続き、国内のメーカーも次々とサイクロン式を開発するようになりました。
進む掃除機の多様化何を選べばいいの?
日本ではキャニスター型の掃除機が主流でしたが、2013年ごろからスティック型が大躍進。バッテリーの軽量化や吸引力の向上などにより、メイン機になり得るモデルが開発されるように。

さらに、2002年にはルンバが登場。広いリビングの流行やバリアフリー化の推進により、需要が高まっています。
昔は重労働だったお掃除が、こんなに手軽になっている現代。それだけに、何を選べばいいのか迷ってしまう状況にもなっています。

そこで、編集部があらゆるテストを行って選んだ掃除機たちを大公開! ぜひ、掃除機選びの参考にしてみてください。
あなたの相棒はこれ!掃除機の種類と選び方
では、代表的な掃除機と、その特徴を見ていきましょう。
①キャニスター型

スティック型やロボットに押されているイメージのキャニスター型掃除機ですが、実は根強い人気を誇っているんです。
[メリット① パワフルな吸引力]
キャニスターの最大のメリットは、何と言っても圧倒的な吸引力です。コンセントにプラグを挿し、直接電源を取るキャニスター型。そのため、パワフルな吸引力が持続します。
[メリット② たくさん吸える]
ダストボックスの容量が大きいため、ゴミ捨ての回数が比較的少なくて済みます。
[メリット③ 腕への負担が少ない]
重そうなイメージがありますが、実は扱いやすいキャニスター。本体は床に置かれている状態なので、持つ部分は軽いヘッドだけ。そのため、腕にかかる負担も少なくて済むんです。
[デメリット① 場所を取る]
本体が大きいので、収納場所を取ってしまいます。目につくところに置いてあると、ちょっとだらしなく見えてしまうかも。
[デメリット② 出すのが面倒]
お掃除のたびに、収納場所から掃除機を出し、コードをコンセントにつなぎ・・・と、準備がやや面倒。ちょっとした掃除でも手がかかってしまいます。
[デメリット③ コードがある]
コードを気にしながら掃除をしなくてはならないのは、どうしても気になるところ。コンセントの位置によっては、何度もプラグを挿しかえたり、延長コードが必要なこともあります。
[こんな人にオススメ!]
とにかくパワフルさはピカイチのキャニスター。一戸建てなど広い家に住む人、毎日は掃除しないけど、まとめてガッツリ掃除したい!という人にオススメです。どうしてもコードがメンドウ、という人には、コードレスのキャニスターも開発されていますので、試してみるとよいかも。
キャニスター型掃除機はこちら。
②コードレススティック

[メリット① 場所を取らない]
何と言っても、収納場所を取らずないのがコードレスのうれしいところ。細身のボディを立てておくだけなので、お部屋のすみっこに置けて、場所を取らず、すぐに出すことができます。また、インテリア性に優れたモデルが多く、目につく場所に置いてあっても、それほど気になりません。
[メリット② コードが気にならない]
掃除中にコードを気にする必要がありません。コンセントいらずなので、屋外や車の中など、室内以外でも使用できるのが魅力です。
[メリット③ 扱いやすい]
本体が軽く、扱いやすいのもいいところ。持ち上げたりも簡単にできるので、高いところのお掃除も踏み台いらずでラクラクです。
[デメリット① 長時間使えない]
コードがないのはとても使いやすいのですが、そのために長時間使うことができないという面もあります。また、パワー不足になりやすいので、本気の大掃除には向いていません。
[デメリット② 充電が面倒]
コードがないため、充電する必要があります。特にバッテリー内蔵式のモデルは、本体ごと充電しなくてはならないため、ちょっと面倒です。
[デメリット③ 容量が少ない]
ダストボックスの容量が小さいので、こまめにゴミを捨てる必要があります。
[こんな人にオススメ!]
思い立ったらすぐ掃除にかかれるコードレスは、掃除へのハードルをグッと下げてくれますよ。一人暮らしの人や、こまめに掃除したい人、ピンポイントで掃除したいときにオススメです。
コードレススティッククリーナーは、こちらの記事をどうぞ。
③ロボット掃除機
