シンガポールの定番麺料理「ラクサラーメン」。海老出汁をベースにしたココナッツカレー味のラーメンで、一度食べたら忘れられない辛さとコクが魅力です。カルディで販売中のラクサラーメンは、インスタントラーメン世界一にも輝いたことのある、本場の味にもっとも近いとされるラクサです。
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世界ナンバーワンの実績あり!「プリマ・テイスト ラクサラーメン」
「ラクサラーメン」354円(税込)
日本にも、そばやうどん、ラーメンがあるように、その国の食文化を探るのには、麺料理が一番。東南アジア旅行が好きな筆者も、一回の旅行で何度も麺料理をすすります。
今回ご紹介する「ラクサ」は、シンガポールやマレーシアで広く食べられる麺料理。シンガポールやマレーシアで、と言いましたが、もともとシンガポールはマレーシアから独立して生まれた国であり、陸続きなので食文化も似ているんですよ。
日本ではあまり知られていませんが、向こうで麺料理と言ったらなにはなくともラクサなんです。
ラクサ=海老味のココナッツラーメン
ラクサとは、ひとことで言えば “海老味のココナッツカレーラーメン” 。濃厚な海老出汁にカレーのスパイシーな香り、しっかり麺に絡む濃厚なスープ……。想像しただけで、お腹が鳴ってきませんか?
ラクサとひとことで言っても、地方によって味も麺も異なります。その風土ごとにいろいろな種類があるのは、日本のラーメンとよく似ていますね。
シンガポールで食べられるラクサは、カレーと唐辛子の辛さをココナッツでマイルドにした味わいで食べやすく、日本人にもファンが多いんですよ。
話をカルディのラクサラーメンに戻しましょう。
プリマ・テイストのラクサラーメンは、アメリカの著名なラーメンランキングサイトで、2016年から3年連続で1位を獲得中。もはや殿堂入りといってもいいほど、高い評価を受けています。
世界一と言われると、とたんに食べてみたい気持ちになりますよね。筆者はそのおいしさを知っているので、まだ食べたことがない方も食べたくなるように、しっかりと味わいをレポートしたいと思います。
パッケージを開けると、調味料の袋がふたつ。片方にはパウダー状になったココナッツミルクが、もう一方には海老の出汁が効いた辛いペーストが入っています。
調味料も日本のインスタント麺と違って、なんだかワクワクしますね!
カレーとココナッツに負けない海老存在感
日本のインスタントラーメンと違い、お湯にスープベースとココナッツミルクを溶かしてから、麺を加えてじっくりと煮込むのがラクサの特徴。スープに麺を加えてから7分間煮込みましょう。
真っ白だった麺に色が付き、ちょっとふやけた感じになりますがこれで正解。現地では箸ではなく、フォークとスプーンを使って食べることがほとんどです。本場ではかまぼこや油揚げがトッピングされますが、今回はカニカマで代用してみました。
しっかりと煮込まれた麺は、なかまでしっかりと味が染みています。麺ももちもちでとっても美味!
しっかりと練られた太麺は、あれだけ煮込んだのにぐずぐずにならずにしっかりと小麦のおいしさを感じます。
海老ベースの出汁は、じっくりと煮込んで殻や海老味噌の風味まで抽出したしっかり味。カレーのスパイシーな香りと、ココナッツのまろやかな味わいと合わさっても負けない、一本芯の通った味わいです。
小麦粉と塩を練って作った麺は、もっちりとやや太め。この太めの麺に、ココナッツミルクが入ったとろみのあるスープがしっかりと絡んでくれます。
調理中はキッチンがシンガポールのホーカー(屋台)の香りに包まれますが、この香りこそラクサのおいしさ。お腹がぐぅ~っとなるいい香りとともに、調理からまるごと楽しみましょう♪
この味、一度食べたら夢にまで出る…!
ココナッツミルクと数種類のスパイス、レモングラス、唐辛子……。
ラクサは中毒性があるといいますが、これだけ主張の強い材料を使いつつも、どの風味や味わいも突出せず、隠れすぎずというバランスが絶妙なところが、中毒性の由来だと思います。
日本のラーメンとはひと味もふた味も違うラクサラーメン。夢に出るほどインパクトのあるラーメン、食べてみませんか?
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。