定時後、PM6:00。お仕事マインドを切り替えて、大好きなあの映画、あの舞台、あのドラマを観る時間が実は一番幸せかもしれない。さまざまな人が偏愛たっぷりに、働く女性に楽しんでほしいエンタメ作品を紹介する連載です。
ジェラシーくるみ
突然ですが質問です。もしあなたがインフルエンザにかかってしまい、約1週間家に引きこもることになったら、何をして過ごしますか?
こんにちは。東大卒の夜遊び職人、ジェラシーくるみです。主な生息地は六本木・西麻布で、“真面目に夜遊び”をモットーに生きてます。Twitter(@graduate_RPG48)では、主に恋愛・合コン・パーティ・グルメなどの情報や自分なりの分析を発信中です。
今回のテーマは「偏愛図鑑」ということで、まずは私のインフルデビュー、そして海外ドラマデビューについてお話しましょう――。
私が海外ドラマにハマった理由
冬の足音がきこえてくるような肌寒い10月の日。
当時大学生だった私は朝11時過ぎに起床し、すぐに体の異変に気づきました。
「だるいし関節が痛い……なんだこれ、老化か?」
熱を測ると39度。これが私のインフルデビューでした。
苦しいのは1〜2日で済み、その後は家から出られない「出席停止期間」という退屈な5日間が待っていました。
1日中本を読むのは疲れるし、平日昼間のテレビはつまらないし……とベッドに寝転がりながら天井を見つめていると、ふと自分が動画配信サービスに登録していることを思い出したのです。
――映画は集中して観なきゃいけないし疲れるな……そうだ、海外ドラマを観よう!
そして、もともとドラマや漫画にハマると徹夜して一気観するタイプの私は、まんまと『24 –TWENTY FOUR-』に夢中になり、海外ドラマの沼にハマっていったのです……。
1日中スクリーンに張りついて徹夜するインフルエンザ患者(笑)。
海外ドラマはここがたまらん
まず海外ドラマの魅力は、日本のドラマより物語の設定の規模が大きいこと。FBI、CSIやら国家の陰謀やら。
映画並みの金と時間を費やして制作されているので、観応え抜群なのです。
あと、派手なアクションシーンを抜きにしても、日本との文化のちがいがおもしろい!
たとえば学園モノなら、ハイスクール(中等学校)のころからみんなでドレスアップをしてパーティを開くシーンがあります。
親の出張中に一軒家でホームパーティをしたり、プロム(学年末に開かれるダンスパーティ)ではタキシードとドレスを着て男子が女子をダンスに誘ったり。恋愛関係も日本よりオープンなので、スクールラブはちょっと刺激的。
オフィス系の物語なら、上司とのコミュニケーションの取り方やアフター5の過ごし方も日本とまったくちがうので、要チェックです。
そして、英語の勉強になるのも魅力ポイントですね。海外ドラマには日常会話の多様な言い回しがあふれています。
わざと英語字幕にしたり、字幕をなくしたりして鑑賞するのもおすすめです。
ハマりすぎ注意! 女性におすすめの海外ドラマ3選
おすすめの海外ドラマは、定番の『24 –TWENTY FOUR-』や『プリズン・ブレイク』『LOST』、NYの青春を描いた『ゴシップガール』、ほかにも『デスパレートな妻たち』『ゲーム・オブ・スローンズ』『SUITS/スーツ』『リバーデイル』……無限にありますが、ここでは3本だけご紹介しちゃいます。
【1】『ブラックリスト』
ハマると数週間にわたり睡眠時間が食われるので注意です。FBIと重大犯罪者がタッグを組み世界中の犯罪を追いかけるという、スケールの壮大さと激しいアクションが魅力のドラマ。
そして裏テーマでもある、繊細に描かれる家族愛や恋愛模様にも注目。主人公の新米捜査官・リズと、指名手配犯・レイモンドのタッグが強すぎて、もう、鼻血もの。
【2】『13の理由』
ひとりの女子高生ハンナ・ベイカーの謎の自殺をめぐる、生徒たち一人ひとりの「ひみつ」を描いた物語。サスペンス調で展開しますが、普通の学園モノみたいな楽しいシーンも満載です。
クラス内カーストやSNS時代のいじめ、性的暴行やストレス障害など、かなりヘビーでメッセージ性の強い作品なので、そういった表現が大丈夫な方のみ視聴をおすすめします。