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今さら聞けない「iDeCoのメリットVSデメリット」元本確保型と元本変動型って何が違う?

元本確保型と元本変動型のどちらを選ぶと良い?

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iDeCoでは元本確保型と元本変動型のどちらを選ぶと良いのでしょうか?
これまで投資経験のない人からすれば、「大切な老後資産を減らしたくない」という思いから、リスクのある元本変動型を選ぶのは少々抵抗感があるかもしれません。

しかし、せっかくiDeCoを利用するのであれば、元本変動型の投資信託を選択するのがおすすめです。先述した通り、iDeCoのような長期の積立投資では、ドル・コスト平均法を使ってリスクを平準化することができます。

また、投資信託による分散投資で、リスクも分散するため、選ぶ商品を間違えなければローリスクで運用することも可能です。

具体的には、投資信託を選ぶ際には、インデックス型を選ぶこと。
アクティブ型はコストが高く、インデックス型よりも高い収益が狙える代わりにリスクも高めです。

コツコツ長期投資ならば、インデックス型を選択しましょう。
また、投資対象は、債券よりも株式、国内よりも外国のほうが利益を狙えますが、その分リスクも高くなります。

運用期間が長くとれる若いうちは外国株式を多めにし、60歳が近づいたら国内、債券に切り替えるなど、運用期間や年齢で選ぶ商品を変えることで、リスクを減らしながら資産を増やしていきましょう。

また、通常の投資では、投資信託の運用益に対して20%が課税されますが、iDeCoの場合はそれが非課税、つまり税金が引かれないという大きなメリットがあります。

元本確保型で定期預金などを選択した場合、わずかな金利が非課税になるといっても、お得感は感じられません。

運用益非課税というiDeCoの税制メリットを存分に活かすためにも、投資信託への挑戦はおすすめできます。

どうしてもリスク面が不安だという場合は、元本確保型と元本変動型を組み合わせて運用するのも手です。

元本確保型を選んだ場合、金利よりも手数料が高くなるというデメリットはあるものの、毎月の掛金全額がまるごと所得控除の対象になる(=住印税や所得税が軽減される)というメリットは、投資信託を選んだ時と変わらずに得ることができます。普通に銀行で定期預金をするよりは、iDeCoを利用するほうが得になります。

最後に

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ここまでの解説で、元本確保型と元本変動型の違いや、それぞれのメリット・デメリットを理解していただけたでしょうか。

せっかく老後資産をつくるためにiDeCoを始めるのであれば、元本確保型よりも元本変動型の投資信託を選ぶのがおすすめです。

その際には、商品選びを残りの運用期間や自分の年齢によって工夫しながら、リスクとリターンを調整して、上手に資産を増やしていくようにしましょう。

※2019年10月15日現在の情報です。

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