ほうとう、おつけだんごなど代表的な山梨の名物料理や、甲府鳥もつ煮やトマト焼そばなどご当地B級グルメと食べられるお店をまとめました。山梨のお土産にもおすすめの甲州ワインビーフや馬刺し、甲斐サーモンなど山梨が誇る自慢のご当地食材も紹介します。
執筆者:古屋 江美子
5.青春のトマト焼そば
「青春のトマト焼そば」。40代くらいの山梨県民には懐かしの味
ソース焼きそばにミートソースをかけたもの。昔、山梨県のある店がメニューに出していたもので、10年ほど前に県屈指のトマトの産地である中央市の商工会青年部が復活させました。中太麺の焼きそばとトマトソースは思いのほか好相性。懐かしさと新しさが同居する不思議な味わいです。
※食べられる店:青春のトマト焼そば 認定店マップ
山梨が誇るご当地食材は、メニューに見つけたらぜひ食べたい!
レストランや居酒屋では、山梨県産の食材を使ったメニューを出すところも少なくありません。出会ったら、ぜひ試してみてください!
6.甲州ワインビーフ
レストラン「キースプリング」のステーキ
ワインをしぼって残ったブドウ粕を食べて育った山梨県産の牛肉。ワイン王国である山梨らしい食材です。 ワイン粕によって肉の旨味がより引き出されるといわれており、やわらかな肉質が特長。ほんのり甘味もあり、ステーキなどで出されます。
7.富士桜ポーク/甲州富士桜ポーク
富士桜ポークを使った煮カツ丼
県畜産試験場が長い年月をかけ開発した「フジザクラ(富士桜)ポーク」とその血を引き継ぐブランド豚「甲州富士桜ポーク」は、ジューシーでやわらかな食感が特長。県の花でもあるフジザクラを連想させる肉の色合いがネーミングの由来だそうです。
8.甲州地どり
中村農場の「親子丼」
シャモと劣性白ロックを掛け合せた地鶏。豊かな自然のなかで120日間しっかり放し飼いにしており、肉質が引き締まっていて旨味たっぷり。歯ごたえとやわらかさのバランスが絶妙です。グルメ漫画『美味しんぼ』80巻「日本全国味めぐり・山梨編」で紹介された名食材でもあります。親子丼にしたり、串焼きにしたり、食べ方も多彩です。
9.馬刺し
お酒もすすむ「馬刺し」
熊本や長野などで有名な馬刺しですが、実は山梨でもよく食べられています。上品で繊細な旨味があり、しっとりやわらか。おろしショウガやおろしニンニクなどと共にどうぞ。山梨では居酒屋でもよく見かけるメニューです。
10.甲斐サーモン
甲斐サーモンのステーキ
名水に恵まれた山梨県では古くからニジマスの養殖が盛ん。なかでも体長50~80cm、体重1kgを超す大型のニジマスは甲斐サーモンと呼ばれ、ブランド化されています。焼いてもいいし、刺身で食べてもOK。サーモンピンクの美しい色合いです。
11.果物(モモ、ブドウ)
食べられる品種も多彩
フルーツ王国山梨。なかでも特筆すべきは、日本一の生産量を誇るブドウやモモ。品種によってもちがいますが、モモは7~8月、ブドウは8~10月ごろがハイシーズン。この時期は観光果樹園での果物狩りも楽しめます。ぜひ、もぎたての味を楽しんでみては。
山梨のお土産にもおすすめ!山梨ならではの加工食品
お土産の定番でもありますが、地元のレストランや居酒屋でもぜひ味わってほしい逸品です。
12.あわびの煮貝
あわびの煮貝。うすくスライスすれば、絶好の酒のつまみに
海なし県の生活の知恵から生まれた名物。その昔、静岡で獲れたあわびを生醤油漬けにして馬の背に乗せ、はるばる山梨まで運んできたのが誕生のきっかけだとか。お酒によく合うので、居酒屋のメニューで見かけることも。