社内ニートになる原因
憧れる人もいる一方、「社内ニート」に好き好んでなる人がどのくらいいるのでしょうか。そもそもどうして社内ニート化してしまうのか。
社内ニートになる原因には、大きく分けて2種類あります。
【ケース1】個人の能力起因
まず、「個人の能力起因」に関してはシンプルに「仕事ができないから仕事をまかされない結果、暇(=社内ニートになる)」が挙げられます。
具体的な要因としては次の3つが考えられます。
仕事のクオリティが低い
頼んだ仕事の質が悪すぎて、徐々に仕事を頼まれなくなるパターンです。
「仕事を頼まれない⇒仕事がない⇒社内ニートへ」の道筋が現れます。
本人のやる気がない場合はどうしようもありませんが、やる気があるのに適切なフィードバックがなく、一方的に「もう仕事を頼むのをやめよう」と見限られている場合もあるため、自分が仕事をしたいこと、改善点をフィードバックしてほしいことを伝えましょう。
完成までに時間がかかりすぎる
これも上述の要因と近いですが、お願いしている仕事が出てくるまでに時間がかかりすぎ「自分でやったほうが早い」と巻き取られている可能性も否定できません。
この場合は「質」は問題がないものの、「期日」が依頼者側と握れていない場合があります。
「いつまでに必要ですか?」という期日確認と、「その時期までだと80%程度のできになります」などの質の確認をするようにしましょう。
仕事を頼んだ時の態度が悪い
前段の2つまでとはちょっと毛色が違うのがこちらです。本人に悪意があるかは置いておいて、依頼した時の態度や返事が悪い場合、積極的に「態度が悪い人」に仕事を依頼する人はマレです。
【ケース2】環境起因
次に、「環境起因」で社内ニートになる原因を確認しましょう。
業務量と人員配置のバランスが悪い(リソース過多)
「人手不足」が叫ばれる中で贅沢ですが、仕事量に対して人が多すぎる場合は当たり前ですが、誰かがあぶれます。
総量が1人1件担当する仕事に対して、全体の仕事が3件しかない状態で、担当者が4人いれば誰かが「暇」になるのは当たり前です。
これは社内のリソース配置の問題のため、個人の能力起因ではありません。
実は人は仕事をする必要がない
巨大な土地持ち企業や石油王、超高性能AI企業など、もはや「人」はおまけで他の代替手段が仕事をしてくれている場合です。
「人はただそこにいればよい」という飾り的な立ち位置で仕事が回るのならば、社内ニートはもはや役職です。
社内ニートの光と影
「働きたくない、給与泥棒でいいでござる」と思っている人には天国のように見える「社内ニート」ですが、本当にいいことだけなのでしょうか。