熱伝導テストでは、持ち手2cmの高さを35℃の水につけ、サーモカメラでアイスクリームスプーンの温度変化の様子を撮影しました。検証の結果、商品によって驚くほどに熱伝導の違いが出ましたよ!
なお今回はアルミだけでなく、ステンレスも検証の対象としました(ステンレスのみ3点満点)。
テスト項目②:口当たり(5点満点)
実際に口に入れたときの食感を、プロの料理研究家である平尾氏と桃世氏に評価していただきました。
熱伝導が良いものはスプーン先でアイスが溶けるので、より口当たりがまろやかになります。また熱伝導のよさだけでなく、アイスクリームスプーンの素材や形状も関わってきます。
テスト項目③:すくいやすさ(5点満点)
アイスクリームスプーンがスッとアイスに入るのかをチェック。ステンレスとアルミの違いはもちろんですが、同じアルミでもすくいやすさに違いが見られましたよ。
テスト項目④:握りやすさ(5点満点)
選ぶポイントであげた握りやすさも、プロが実際に手に持ってみることで良し悪しがハッキリしました。
それでは、気になるランキングの発表です!
スプーンの先まで熱が伝わりツルンとすくえる“貝印”
貝印
手の熱で溶かす
アイスクリームスプーン
ローズピンク FA5156
実勢価格:538円
素材:アルミニウム合金
▼テスト結果
熱伝導 :★★★★★
口当たり :★★★☆☆
すくいやすさ:★★★★☆
握りやすさ :★★★★★
総合評価 :A
トップは「貝印 手の熱で溶かす アイスクリームスプーン」でした。
大人も子供も持ちやすくスルッとすくえるサイズで、熱伝導力はトップクラス。
満場一致で第1位となりました。
▼熱伝導テストの結果は?
右から3番目が貝印です。スプーンの先まで色が変わって熱が行き渡っているのがわかります。
▼口当たりテストの結果は?
スプーンの素材はマットでサラサラしているのですが、アイスがとろりと溶けているので口当たりはなめらかです。
▼すくいやすさテストの結果は?
アイスに差したら即とろり!カチコチでもスッとスプーンが入っていき食べやすかったです。
▼握りやすさテストの結果は?
手に収まって持ちやすい! 小さいカップでもすくいやすく、家族みんなで使えるサイズです。
人気の高級アイスクリームスプーン“Lemnos”は口どけ超なめらか
Lemnos(レムノス)
15.0% アイスクリームスプーン
No.01 vanilla JT11G-11
実勢価格:2880円
素材:アルミニウム
▼テスト結果
熱伝導 :★★★★★
口当たり :★★★★☆
すくいやすさ:★★★★★
握りやすさ :★★★☆☆
総合評価 :A
第2位はさまざまな雑誌で紹介されるなど巷で話題になった「Lemnos 15.0%」でした。
2700円という高級アイススプーンですが、高いのも納得。やわらかでやさしい、極上の口当たりが楽しめます。