(2)小さな幸せを受け取る練習をする
まず幸せに慣れることから始めていきましょう。いきなり大きな幸せを手にしようと思うと、怖さも大きくなるので、小さな幸せを受け取る練習をします。
たとえば、美味しい食事を食べたこと、見知らぬ人から親切にしてもらったこと、今日を健康で元気に過ごせたことなどを、しっかり幸せなことだと感じてみましょう。
(3)「幸せを感じてもいいんだよ」と自分に声をかける
幸せ恐怖症の人は、幸せになることに罪悪感を持っています。そこで、「幸せを感じてもいいんだよ」と日々自分に言い聞かせるようにしましょう。
いいことがあったら、「今日は楽しかった」「うれしかった」と、口に出して表現してみましょう。何回も何回も声に出して言うことで、心の深い部分にしみ込んでいき、幸せへの許可が出やすくなります。
(4)まわりの人の幸せを応援する
まわりの人の幸せを心から応援すると、罪悪感が薄れる効果があります。まわりの人にいいことが起きたら、自分のことのように喜びましょう。
自分だけが幸せになるのは後ろめたいものですが、みんなも一緒に幸せなれると思えば怖さが和らぎます。
幸せになる勇気を持とう
表面的には幸せを望んでいても、心の深いところでは幸せを恐れているのが幸せ恐怖症です。親に対する罪悪感を強く持っている人や、複雑な家庭環境で育った人などがなりやすい傾向にあるとされています。
とはいえ、幸せは今この瞬間からも感じることができます。日常にある些細な幸せに注目し、徐々に慣れていきましょう。
幸せが怖いと思う自分を許し受け入れ、勇気を出して一歩を踏み出していきたいですね。
(高見綾)
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