上司に「気難しい」と思ったことはないですか? 気難しい上司でも上手に付き合っていきたいものですよね。気難しい人の性格の特徴とその対処法について、マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに解説いただきました。
いやはや。
気難しい人間っていますよね──貴女のまわりにもいません?
些細なことで口うるさく言ってきて、いつもイライラしていて。例えば、それが彼氏や職場の上司だったときにはもう大変です。
しかし、どうして、あんな言動をするのでしょうか。どうやって対処すればいいんでしょうか。気疲れしちゃいますよね。
そこで今回は「気難しい人」の謎に迫ろうと思います。上手くやるコツを見つけましょうぜ。
気難しいとはどういう意味?
近い言葉では「偏屈」という意味になります。
まわりの声に素直になれない人のことを言います。なにかと扱いにくい人だ、というニュアンスでも使われますね。
気難しい人の特徴
気難しい人はどんな特徴があるのでしょう?
その言動や性格を解説します。チェックして診断に使うこともできますよ。
言動の特徴
(1)いや、でも、だって、が口癖
否定が口癖。
一言目には「いや・でも・だって」です。そして批判や否定の言葉が続きます。基本的に褒めることは少ないのです。
まわりのものを受け入れない癖が身についているのですね。
例えば80点のものを見せられても「80点ですごいね!」と他人が言ったのにかぶせて「でも、この20点は残念だよね」と批評するわけです。
(2)滅多に笑わない
笑顔が少ないのも特徴。
ものごとをネガティブに受けとりがちです。
ある意味、人生を楽しむのが下手なのですね。気難しい人にかかれば、なにごとも悪いところばかり目につくから。それが笑顔の少なさにつながります。
(3)腕を組む
その精神はポーズにもあらわれます。
観察しやすいのは「腕を組む」という動作です。
これは心理的に「防御・警戒心」の意味があります。いわば外敵から、自分の身体を守る姿勢なのですね。
そこに「簡単には意見を受け入れないぞ」という固い信念があるわけです。
(4)批評・解説をはじめる
気難しい人は、意見を求められると批評をはじめます。
基本的にものごとを褒めるのは苦手なのですね。
むしろ「どこがダメか?」という話をするのが癖になっています。冗談を交じえて共感し合うといったトークは苦手といえます。