4製品を比較してみると、どれも均一に部屋を暖めることができ、暖房性能面では大きな差がないことがわかりました。熱風がカラダに直接当たらないため肌が乾燥しにくいことも共通。加えて動作音がほぼないので、寝室をはじめ、仕事部屋や子ども部屋とも相性がよさそうです。
▼オイル、オイルレスヒーター比較のまとめ
そこでランキングの決め手となったのが各種機能です。とくにスケジュール機能は、曜日ごとに設定できるディンプレックスが一歩リード。液晶が大きく操作がしやすいうえ、スマホと連携してアプリで設定できるのもポイントでした。
2位のコロナも、設定の豊富さとわかりやすさでは引けを取りません。一方の3位デロンギと4位ミルは、機能・操作ともに海外製品らしいスマートさが魅力。一見暖房には見えないデザインで、部屋になじみます。
自分にとってどの点を重視するかを見極めて選ぶのがおすすめです。
ちなみに今回は比較のため、セラミックファンヒーターもいっしょに検証しました。
シャープ
HX-J120-W
実勢価格:1万6510円
サイズ・重量/W45.0×H41.7×D18.0cm・約5.3kg
消費電力:強1200W・弱650W・加湿650W・加湿のみ600W
▼テスト結果
スタート時:16.1℃(湿度23%)
40分後 :28.5℃(湿度15%)
消費電力 :307円/14h
結果としては、速暖性はさすがですが、室内の温度差にかなりムラが出ました。また動作中は送風口がかなり高温になるため小さな子どもがいる家庭では注意が必要です。こちらの製品は加湿機能付きですが、そのためか消費電力は14時間で307円と、1位のDimplex(82.3円/14h)に比べて高めでした。
以上検証の結果、オイル&オイルレスヒーターは安全で空気を汚さないのでアレルギー対策にも効果的。音も静かなのでとくに寝室での利用に最適といえます。空気の汚れや安全性が気になる仕事部屋や子ども部屋にもおすすめですので、ぜひ検討してみてくださいね。