無料の会員登録をすると
お気に入りができます

「10回デートしても進展しない男性」の本音

恋愛・結婚

次のデートに誘われなかった、フェードアウトされた……。そんな女性たちの「デートの失敗談」をラブホの上野さんが分析する連載です。このデートのどこがダメだったのかを、紳士的かつ論理的に解説します。

一歩踏み込まないと関係は発展しない

ご質問者様が、一般的な男性であるBさんたちからあまり好かれない特徴を持っているのはおそらく間違いないでしょう。

それでは、その特徴とはいったいなんなのでしょうか?

この原因をご質問文だけで推測するのは困難ですが、ご質問文の中にある情報だけで推理をすると「あまりにも受け身すぎる」ということが原因であると思いました。

それが如実に表れているのが、ご質問文のこの部分。

「好きなタイプなど恋愛関連の話が出ることもなく」

ご質問者様は相手が「恋愛関係の話題を出さない」とおっしゃっているのです。

おそらくそれは事実なのでしょうが、この言い方をするということは、ご質問者様は自分から恋愛関係の話題を出すという考えがないということでしょう。

もちろん自分から恋愛関係の話題を出さないだけでデートが失敗するわけでは御座いません。しかし、ご質問者様のようにそもそもその考えがない方の場合、さまざまな場面で受け身すぎる対応が問題になっている可能性が高いでしょう。

たとえば男性が「好きなタイプは?」と質問をしたとします。

ご質問者様はそんなときに「やさしい人です」と答えてはいないでしょうか?

これは「やさしい人」と答えたことが問題なのではありません。そうではなく、そのあとに会話を続けないことが問題といえるでしょう。

「やさしい人が好きです。Bさんはどんな女性がタイプですか?」でも「背が高い人が好きです。Bさんみたいに」でも「私は体を動かすのが好きなので、一緒にアクティビティを楽しめる人が好きです。Bさんは運動が好きですか?」でもなんでもいいのですが、彼が話を進めたときに、ご質問者様も一歩踏み込まないと関係は進展しません。

あくまでもこれは想像ですが、ご質問者様は「やさしい人です」とだけ答えてしまうような方なのではないでしょうか?

そもそも男性が女性をデートに誘っている時点で、少なからず異性として興味があるのは間違いありません。もちろんその興味は体に限定される場合もありますが、何かしら異性として興味がなければデートに誘うことはないのです。

そのため多くの男性は「デート中に恋愛関係の話をしたい」と思っていることでしょう。恋愛関係の話は関係を発展させるために有効なので、男性はそういった話をしたがるのです。

一歩踏み込むのは、難しいことではない

とはいえ男性もバカではありません。会っていきなり「好きな男性のタイプは?」なんて聞くことはせず、遠い話題で反応を見て、徐々に核心に近づくような会話をするのです。

おそらくご質問者様はその遠い話題の時点で、かなり微妙な反応をしてしまっているのでしょう。

そして、その反応で「脈なし」と判断した男性たちは、恋愛関係の話題に踏み込む前に撤退してしまっているのです。

ですので、もしもご質問者様がBさんのような男性と恋愛をしたいのであれば、相手が踏み込んできたときに、こちらからも一歩踏み出す程度の積極性を出すべきでしょう。

それは決して難しいことでは御座いません。

相手が質問をしてきたら、こちらも質問を返す。

相手が話題を出してくれたら、こちらも話題を出す。

相手が連絡をくれたら、こちらも連絡を返す。

相手がしてくれたことをこちらも返すというだけで、十分なのです。

(文:ラブホの上野さん、イラスト:タテノカズヒロ)

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ