最近人気のスパイスカレー。その魅力は香りの豊かさだけではありません。香りも辛さも自分好みに仕上げられるところにあります。10人が作ったら、10皿のカレーが完成します。それがスパイスカレー。スパイスをそろえて、わくわくするようなカレーを味わってみませんか。
スパイスカレーの作り方
カレーといえばハウス。子どもの頃、ハウスバーモントカレーを食べてきた人も多いのではないでしょうか。
今回、ハウス食品に、おいしいカレーのレシピを紹介してもらいました。といってもルウは使わず、スパイスを使って作ります。
講師は、ハウス食品で料理教室や栄養教室を担当している長嶋貴代さんです。
長嶋貴代さんのプロフィール
1996年に管理栄養士取得。総合病院、老人保健施設・クリニックの業務を約20年経験。
2014年にハウス食品に入社。現在は料理セミナー、栄養セミナーを主とした活動をしています。
スパイスカレーを作るポイント
ルウは肉と野菜があれば、簡単にカレーが作れますが、スパイスは香りや色味、辛味だけ。旨味を加えないとおいしいカレーにはなりません。
今回3品作るカレーに、トマトを準備します。トマトを加えることで旨味がプラスされます。また、スパイスには塩分がありません。スパイスカレーの基本は塩です。味が弱いなあと思ったら、味見をしながら、少しずつ塩を入れて調味するのがポイントです。
1. まずは基本!『チキンカレー』レシピ
最初にチキンカレーを作ります。シンプルで、しかも簡単に作れておいしいレシピです。
この料理のポイントは、
「玉ねぎが透明になるまで炒めてください。飴色になるまで炒めなくてもかまいません。おろしニンニクとおろし生姜は、チューブのものがあると便利です。計量も簡単ですし、洗い物が少なくてすみます」(長嶋さん)
材料
クミン……小さじ2杯
コリアンダー……小さじ2杯
カルダモン……小さじ1杯
ターメリック……小さじ1杯
レッドペッパー……小さじ1/4杯
鶏もも肉……2枚
塩……少々
胡椒……少々
玉ねぎ……2個
おろしニンニク……3cm
おろし生姜……3cm
カットトマト缶……200g
ヨーグルト……100g
下ごしらえ
1. 玉ねぎをみじん切りにします。
2. ひと口大に切った鶏もも肉に軽く塩を振り、下味を付けておきます。
3. 計量したスパイスを小皿に用意します。
作り方
1. フライパンで鶏もも肉を炒めます。きつね色になったら、皿に移します。
2. フライパンに残った鶏肉の油で玉ねぎを炒めます。
3. 玉ねぎが透明になったら、おろしニンニクとおろし生姜を入れ、1の鶏もも肉を戻します。
4. スパイスを入れ、全体を和えながら炒めます。
5. カットトマト、ヨーグルトを入れます。トマトの酸味が飛ぶまで炒め、塩で味を整えたら完成です。