チェック2.パーツ
冷蔵庫を、ドアポケット、チルド室、冷蔵室、野菜室、冷凍室の5つのパーツに分け採点。出し入れは簡単か、整理整頓しやすいかを主婦の目線からジャッジしました。
ポイント4:容量同じ量の食材を入れて容量を検証
そして、冷蔵庫の要ともいえるのが容量。まとめ買いした食材や作り置きのおかずを保存したりといったことに対応できるものを選びたいです。
そこで、5台の冷蔵庫に同じ量の食材を入れて容量を検証しました。冷蔵室、チルド室、野菜室、冷凍室に食材を入れ、実際に入る量の違いをチェック。メーカーが表記するスペックの容量より食材が多く入ったものを高評価としました。
以上、4つのポイントでテストを行いました。ランキングを発表する前に、4つのポイント別の結果を見てみましょう!
テスト1:チルド室編パナソニックが圧倒的に優秀です
[チルド室のテスト結果一覧]
チルド室の性能が最もよかったのは、パナソニック。ほとんどの食材が、購入直後と変わらない鮮度と味をキープしていました。
一方、最下位だったのがシャープ。開けた瞬間に生臭さを感じられ、、味も淡白でおいしさが逃げてしまっていました。
1位はパナソニック「微凍結パーシャル」購入直後と変わらない味でふっくら!
パナソニックは、-3℃で半冷凍状態にする「微凍結パーシャル」が格段に鮮度を長持ちさせます。うまみをギュッと閉じ込め、購入時の新鮮さを保ちながら調理できます。
半冷凍状態をキープしたひき肉は7日後も色味が落ちず、ニオイもありません。
ステーキ肉はキレイなサシが入っていて、色味も鮮やかで新鮮でした。
マグロは縮みや変色もなくキレイな赤色で、見た目にはほとんど変化なし。生臭さもなく、包丁でスッと切れました。
やわらかさとふっくら感をキープしたカステラ。縮みやしぼみもほとんどなく、しっとり食感が追加されて、より上品に。
5位は生臭さが気になったシャープおいしさが逃げてしまい味も淡白
最下位だったのは、シャープ。除菌に注力したシャープのチルド室は、庫内は清潔に保ててもニオイまでは防げませんでした。食材は食べられたものの、生臭さが気になりました。
ひき肉は、味付けしないと生臭いニオイがしました。
ステーキ肉は赤黒くなってしまっています。パナソニックと比べると、その差は一目瞭然です。
みずみずしさというより、ジュクジュクした水っぽさがあるマグロ。色も黒ずんでしまいました。
生地がつぶれてしまい、若干サイズダウンしたカステラ。ふっくら感がなくなって固かったのが残念でした。
検証の結果、加工品は各メーカーともほとんど変化がなく、ステーキ肉とマグロなど生ものに大きな差が出ました。他メーカーが悪かったというより、パナソニックが圧倒的な強さを見せました。