テスト2:野菜室編日立の新鮮さにプロも唸りました
[野菜室のテスト結果一覧]
野菜室の性能がよかったのは、日立。「新鮮スリープ保存」により、数値で見ても実際に野菜の水分減少率を抑えてくれました。
反対に最下位だったのが、三菱。レタスなどの葉野菜は見た目からも一目瞭然で、水分量の数値も大きく減少していました。
1位は「新鮮スリープ保存」が光る日立葉野菜もトマトもナスも新鮮そのもの
日立の野菜室は、野菜の呼吸活動を低下させ、栄養が逃げるのを防ぐ「新鮮スリープ保存」が効果を発揮します。葉野菜はもちろん、他メーカーが苦戦したトマトやナスも新鮮さを保っていました。
使い切るのが難しい大玉レタス。水分減少率は5.9%でした。7日たっても、最後までシャキシャキ感が残っています。
ほうれん草は若干葉がしんなりしていたものの、茎にハリがあります。水分減少率は14.2%で、おいしく食べられるレベルでした。
見た目の変化はほとんどないきゅうり。水分減少率は10.9%でしたが、パキッと折れ、じわっと水分が溢れてきました。
5位の三菱は「朝どれ野菜」感なしシナシナになって約2倍の水分が減少
これに対し、最下位だった三菱は、野菜の見た目からもその差が歴然とわかります。水分量も日立の約2倍ほど減少し、「朝どれ野菜」感を発揮できませんでした。
11.3%と日立の約2倍の水分が減少したレタス。食べごろが過ぎているのは明らかで、7日どころか4日目から色が徐々に濃くなり、表の葉からシナシナになっていきました。
ほうれん草はハリがなく、葉がポロポロ落ちて野菜室を汚す始末。水分減少率は27.6%で、持つとグニャッと曲がってしまいました。
日立のきゅうりと比較すると、黄緑色になっていることがわかります。水分減少率18.1%と軽くなり、ぐにゃっと曲がって折れにくいです。
各メーカーが力を入れている野菜室の性能ですが、7日間野菜を保存し、水分の減少率を比較したところ、1位から3位の水分減少量はほぼ同率でした。日立は「新鮮スリープ保存」が性能を発揮。その新鮮さにプロも唸ったほどでした。
テスト3:使い心地編1位は全てが合格のパナソニック
使い心地No.1だったのが、パナソニック。サイズ、見た目、使い心地の全てが合格点で、隅々まで置けてたっぷり収納できるところが主婦の心を掴みました。2位は「まんなか野菜室」が魅力の東芝。3位は冷蔵室の広さと整理のしやすさが好評価だった日立。4位は突出した魅力がない三菱。5位は仕切りが多すぎて使いにくいシャープでした。
1位は全開ドアがいいパナソニックシンプルだけど細部にまで工夫あり
1位はドアを全開に引き出せるのが好評だったパナソニック。食材をすぐに見つけられたり、出し入れもラクにできるなど、良いことづくしです。
ドアポケット
全体的に小さめなドアポケット。特に左側の飲み物が出し入れしにくく、唯一の残念評価に。
チルド室
トレイのサイズや形を選ばずに入る大きさが好評価。チーズなどの小物も収納できる余裕アリです。