韓国B級グルメの「チャパグリ」。映画『パラサイト 半地下の家族』の劇中にも登場し、マネする人が続出しています。この記事では作り方、名前の由来や人気な理由、材料のノグリ・チャパゲティの通販情報まで、徹底的にご紹介します。
映画『パラサイト』で話題!韓国のラーメンレシピ
第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞と4つもの賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』。映画の内容もさることながら、巷では劇中に登場するラーメンアレンジ「チャパグリ」に注目が集まっています!
パラサイトは、家族全員が失業中の極貧一家が主役の物語。ふとしたきっかけでIT企業を経営する超リッチな一家の人生が交錯し、予想だにしない展開に……。おっと失礼しました、うっかりネタバレするところでしたが、とにかく劇中では「家政婦が8分で作らないといけない」という状況下でチャパグリが登場しているんです。
チャパグリって何? 名前の理由は…
そもそもチャパグリとは、韓国を代表するインスタントラーメン「チャパゲティ」と「ノグリ」を掛け合わせた料理。それぞれの商品名の一部を取って「チャパグリ」と呼ばれています。
もともと、チャパグリは軍人飯だった……!?
もともとチャパグリは、90年代に韓国のラーメン掲示板で話題になったレシピで、兵役中の軍人の間で生まれたグルメなんだとか。そのおいしさが噂になり、口コミ投稿で注目を集めます。
2013年2月、韓国の人気リアリティ番組内『アッパオディガ』で子どもが食べる様子が放送されて、ブームが再燃。そして、今回のパラサイトに登場したことで、再び注目を浴びることとなりました。
ちなみに、映画の劇中では牛肉を追加していますが、本来は入れずにチャパゲティとノグリだけで作るのが定番です。
完全再現!「チャパグリ」の作り方【調理時間:10分】
より映画のアレンジに近づけるため、今回は牛肉を加えています。もちろん、牛肉がなくてもおいしくできますよ!
材料(2人分)
・チャパゲティ……1袋
・ノグリ……1袋
・牛肉……適量※
※今回はステーキ用のものを使いましたが、お好みの部位を使用してください。
下準備
・鍋にたっぷりの湯(1,000cc程度)を沸騰させます。
・牛肉は食べやすい大きさにカットし、軽く塩こしょうを振っておきます。
作り方
1. 沸騰した湯で麺を4分半ゆでる
準備しておいた湯に麺を入れ、4分半ほどゆでます。本来、チャパゲティとノグリのゆで時間は5分ですが、ソースを絡めて炒めることを計算し、少し固めにゆで上げるのがポイントです。
このとき、かやくを一緒にゆでるのを忘れないでくださいね!
途中、箸を使って麺をほぐします。チャパゲティとノグリの麺はやや太いので、しっかりとほぐさないとゆでムラができてしまいます。
2. 麺をゆでているあいだに牛肉を焼く
麺のゆであがりを待つあいだに、牛肉を調理していきます。フライパンに油(分量外)を敷き、温まったところに牛肉を加えます。
転がしながら肉の全面に焼き色を付けていきましょう。
焼きすぎると固くなってしまうので、表面を焼き固めるイメージで焼いていきます。麺を絡める段階で再度火を入れるので、焼きすぎに気を付けてくださいね。
この段階ですでにいい香りが漂います……!