夫婦生活において大切なことは、何といっても協力し合うこと。
でも、家事を分担してもらうのは、人によってはハードルが高いもの。かといって、こちらからお願いするのも少し気が引けますよね。
一体どうすれば彼を上手に動かすことができるのでしょう。
そこで今回は「夫が積極的に家事をしてくれる心理テク」をご紹介いたします。
1、えらい人の言葉を借りて心を動かす
もしもあなたが彼に家事をして欲しいのに、自分の気持ちが相手に伝わっている手ごたえを感じられないなら、“えらい人の言葉”を借りるといいでしょう。
家庭を大切にしている人気の芸能人や有名なアスリートなどの名前を出して、その人の言葉を借りるのです。
そうすることで、心理学的に相手の心に言いたいことが浸透しやすくなるのです。
相手が尊敬している人物の言葉を借りるほど、この傾向は強くなっていくとされています。
そのため、彼が好きなえらい人を日頃からチェックしておきましょう。そして、いざという時に彼の心へ訴えかけてみましょう。
2、ちょっとがんばらせて、もっと手伝ってもらう
心理学においては“サンクコスト効果”というものがあり、人は労力や時間を相手に費やすと、その対象にのめり込みがちだとされます。
例えば、ギャンブルにおいて「◯万使ったから……」となかなか切り上げられない心理がまさにこれ。
そのため一番初めのお願いとして、彼にちょっとした家事を頼んでみましょう。
そして、そこで大げさに喜んでみせるのです。
そうすれば、彼に労力を費やしてもらうことにより、自発的に家事に参加してくれるようになっていくと考えらえれます。
3、家事することは前提で誘導するテクニック
相手の判断をコントロールし、家事への参加を促すための心理テクニックとして、“誤前提提示”というものがあります。
人は与えられた選択肢の中だけで物事を選択しがちです。
その心の動きを利用して、あなたに都合のいい前提条件を提示して、その中から選ばせるテクニックです。
これを応用して、例えば家事をしてもらいたい場合、ある程度彼に時間や余裕があるということ前提で「掃除と洗濯もの干し、どっちがいい?」と家事をすること前提の選択肢を提示するのです。
そうすることで、断れず家事をやってくれる率が高まるでしょう。
4、結果よりも過程・努力を褒める
彼に家事へ参加してもらうには、褒め上手になるのが近道。
褒めることで相手のモチベーションが上がり、前向きな気持ちになるからです。心理学者キャロル・デュエックの実験によると、才能や結果よりも努力を褒められた人の方が、より困難な問題に挑戦しようとする傾向がみられました。
逆に、結果や才能を褒められると、失敗したら失望されるのではないかと恐怖を感じ、積極性がなくなるおそれがあるとのこと。
そのため、彼の家事をしてくれようとした姿勢、それ自体をフォーカスして褒めるようにしましょう。
そうすることで、だんだん家事をしたくなるはず。