(4)嫉妬している人
あなたが嫉妬している相手、無意識に比較・競争している相手のことも嫌ってしまいます。
嫉妬というのは、自分の一番ダメな部分と相手の一番良い部分を比べて、自分の劣等感が刺激されてしまうことです。
劣等感を刺激されてしまう相手のことは好きになれませんよね。
「好き」の心理の反対は「嫌い」? それとも「無関心」?
好きな人はあなたの心を刺激して心地良い気分にさせてくれますし、嫌いな人はあなたの気分を不愉快にします。
相手の行動や態度にあなたの心が反応して、気分に影響を与えているという点では、同じメカニズムが働いています。
好きな人の反対は、無関心な人ということを聞いたことはありませんか?
無関心な人は、あなたの心が相手の行動や態度に何も反応せずに影響しない人であるとするならば、好きの反対は無関心という言い方もできるかもしれません。無関心な相手には、あなたの心は反応しませんからね。
嫌いな人とは、その態度や行動であなたの心を刺激して不愉快な気分にさせてしまう人のことです。
私たちは嫌いな人を目の前にしたときに、相手の行動や態度さえ変われば、自分は不愉快になることはないと思ってしまいますが、相手を変えることはなかなかうまくいきません。
また、嫌いな人から好きな人にするのも難しいもの。
だったら、嫌いな人から気にならない人(無関心な人)となるように努力してみましょう。
自分の心が刺激されて反応してしまうことを止めることができれば、相手の行動や態度で不愉快な気分になることはありません。
嫌いな人を気にしない方法
では、今回の主題です。
前項のような特徴を持つ「嫌いな人」。
そんな人を気にしない、無関心な存在にするためにはどうしたらいいのでしょうか。
(1)NOをハッキリと言う
相手があなたを攻撃してくるのなら、それに対してハッキリとNOを言うようにしましょう。
NOと言わないことで、相手が嫌がっていることを自覚できずにエスカレートしてしまっていることも考えられます。理不尽な態度や行動にはNOと勇気を持って伝えるようにしてくださいね。
勇気が出ないときは、攻撃してくるのは、相手の方が不安になっていることを思い出してください。
NOと言えるようになるだけで、相手のことが気にならなくなることもあります。
(2)逃げる(助けを求める)
相手が攻撃することをやめないのであれば、その状況に我慢して耐えるのではなく、「逃げる」「助けを求める」という選択肢を持ってください。
逃げることや助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。
助けを求めれば、きっと味方になってくれる人がいます。
自分には助けてくれる人がいると相手にアピールすることで相手の攻撃は止むことがあります。
また、助けてくれる人がいる安心感から相手が気にならなくなることもあります。