通常パンを作るには30〜40分寝かせる工程が必要ですが、発酵なしならあっという間にパンを作ることができます。基本の作り方からアイデアレシピ10選をまとめてご紹介します!パン作り初心者の方も必見ですよ。
パンをもっと簡単においしく!
パンを手作りする、というだけでハードルが高くなるイメージがありますよね。粉の分量をしっかり計り、捏ねて発酵、また捏ねて発酵を繰り返し、成形しあとは焼くだけ!でも、仕上がりが思うように膨らまなかった……なんていう失敗も。
実はもっと工程を減らして、発酵時間も待たずに簡単に作れるパンがあるんです。
パンを発酵なしで作るには?
ベーキングパウダーと混ざり合うことでヨーグルトの酸が反応し、炭酸ガスを発生させるという性質
ホエー(乳清)でも同じ効果が
ヨーグルトだけではなく、水切りヨーグルトを作った際にでる水分「ホエー」でも同じ効果が得られます。ホエーにはヨーグルトと同じ酸が含まれているのがその理由なのですが、逆にいえば酸が含まれているお酢やジュースでも同じ効果が得られます。
しかしお酢や酸の強い飲みものを加熱すると、強烈な匂いを発生させることがありますので、ヨーグルトやホエー以外を使う場合はご注意くださいね。
発酵なしパンの基本の作り方
材料(4個分)
・強力粉……100g
・卵……1個
・ヨーグルト……40g
・ベーキングパウダー……小さじ1杯
・砂糖……大さじ1杯
・塩……ひとつまみ
・飾り用強力粉……適量
作り方
1. 強力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、オーブンを200度に温めておきます。
2. ふるった粉をボウルに入れ、砂糖と塩を加えて泡立て器でよく混ぜましょう。
3. 別のボウルで卵とヨーグルトをよく混ぜ、粉類の入ったボウルに一気に加えます。
4. ゴムベラで手早くさっくりと混ぜ、粉気がなくなったら4等分にしましょう。
5. クッキングシートを敷いた鉄板に生地を置き、丸い形になるよう簡単に成形します。
6. 茶こしで強力粉をふりかけ、オーブンで13~15分焼いたらできあがりです。
作るときはとにかく時間勝負!
ヨーグルトを粉類に入れたら、オーブンに入れるまでが時間との勝負です。炭酸ガスが消えないうちに、成形をして焼きはじめましょう。鉄板とオーブンの準備はあらかじめ済ませ、手順も事前に確認しておくと作業がスムーズに進みますよ。
今回はシンプルに粉をふりかけて焼きましたが、オートミールやナッツをトッピングしてもGOOD!焼きたてを食べきってしまうのがベストですが、冷めてしまったらトースターで軽く温めてめしあがってくださいね。
発酵なしで作れる菓子パンレシピ5選
1. パイシートを使えばチョコクロも
ホットケーキミックスを使うことで、発酵なし・捏ねなくて済む簡単レシピです。煎ったクルミと板チョコ、ココアパウダーなどを使っており、やさしい甘みに仕上げています。オーブンで焼けばしっかりふっくらした、おいしいデニッシュのできあがりです◎
2. フライパンで作るシナモンロール
ちぎりパン風にフライパンで作るシナモンロール。生地はホットケーキミックスとヨーグルトを使っています。外はカリッと中はもちもちの、フライパンで作れるとは思えないおいしいシナモンロールができあがりますよ。
3. クルミとレーズンパン
レーズンとクルミがたっぷりで、食べ応えのあるパンです。バターも油も使っていないのですごくヘルシー。砂糖は少なくても自然なやさしい甘さでおいしくいただけます。
4. 発酵なし!簡単クロワッサンドーナツ
ホットケーキミックス・牛乳・冷凍パイシート、この3つだけで作れるドーナツのレシピです。チョコやかぼちゃなど、お好みのトッピングを用意すればアイデアは無限大。自分だけのクロワッサンドーナツを作ってみてはいかがでしょうか。