【テスト1】プロがジャッジ!Yシャツのガンコなシワを取りまくりました
続いて、今回行ったテストについてご紹介します。
まずは、アイロン男爵・山澤亮二さんが一台ずつYシャツにアイロンを掛けて、性能をジャッジしました。
その際、チェックしたのは下記3つのポイントになります。
チェックポイント1:かけ面の滑りやすさ、小回りなどかけやすさはどうか?
まずはかけ面の滑りやすさ。重みがあっても滑りがいまいちだと布地がかけ面にくっついてシワができてしまうこともあります。その他、小回り、持ちやすさ、力のかけやすさ、ボタンまわりなどの繊細な部分のかけやすさを総合的に評価しました。
チェックポイント②スチームの量と質はどうか?
スチームは早くキレイにシワを伸ばすための助けになり、仕上がりを左右する大事なポイント。アイロンがけをしながら、スチームの出方をチェックしました。スチームは粒子のきめ細かな蒸気がたっぷり出るほど評価が高くなります。
チェックポイント2:キレイな仕上がりになっているか?
一番大事なポイントである仕上がりを確認。小ジワが残ったものや、逆にアイロンでシワがついてしまっていないかチェックしました。また着心地良く仕上がるかも注目しました。
【テスト2】ラボがジャッジ!かける前・後の温度変化をサーモグラフィー計測
弊社テスト機関・360.LABでは、各製品の温まり方をチェックしました。
アイロンを「強」に設定し、給電が完了したとき温度を測定。さらに一定量アイロンをかけた後、もう一度給電し、スタンバイOKとなった時点で再測定しました。
こちらはかける前。上部の温度が高いのが分かります。
かけた後の測定では、全体の温度が均一になっています。
【テスト3】テスターがジャッジ2ヶ月の長期テストで細部の使い勝手を判定!
劇団で衣裳を担当されていた正木ひかりさんに、2ヶ月に渡っての長期テストを依頼。かけやすさはもちろん、アイロンを出すところから仕舞う所まで含めた機能性といった面もテストしていただきました。
これらのテストを総合して、下記4点を
S、A、B、C、D
の5段階で評価。Sが最高評価、Dが最低評価となります。
1:かけやすさ...アイロンがけのしやすさを山澤さんが判定。さらに正木さんによる2ヶ月の使用で検証。
2:スチーム...ラボとプロの方の検証。
3:仕上がり...プロの方の検証してもらいました。
4:利便性(機能性)...アイロンを出すところから仕舞う所まで含めた機能性を正木さんが検証。
以上の項目に、LDK編集部、LDK誌面を担当いただいたライターの塩野里美さん、そして、サンロクマル編集部のジャッジを含め、総合ランキングを作成しました。
それでは、お待たせいたしました。いよいよ全13製品のランキングを発表してまいります!
細かい部分も超スムーズ!パナソニック「カルルNI-WL704」
冒頭でもご紹介したパナソニック「カルル コードレス スチームアイロン NI-WL704」は、ツヤツヤのかけ面全体から粒子の細かいスチームがフワッと出て、生地の上をスルスルよく滑ります。
ほどよい重さで力をかけずに一発でシワがとれ感動します。かけ面の形にも工夫が光るベストバイです!
スムーズに動くヒミツは、前後左右対称のレモンのような形のWヘッドと、水平にセットできる大容量の給水タンク。これによって常に重心が安定し真ん中に保たれるため、後ろ向きにかけても、細かい部分も布が引き攣れることなくスムーズに動かせるんです。
パナソニック
カルル コードレス
スチームアイロン NI-WL704
実勢価格:1万3560円
本体の重さ:1100g
起動時間:1分33秒
総合評価はこちらです。
・かけやすさ(山澤さん):A
・かけやすさ(正木さん):S
・スチーム:A
・仕上がり:A
・利便性:S
なんとすべての項目において高評価というぶっちぎりのベストバイでした!
全体からスチームがフワァ~ッ!! 浮いているかのように滑ります。
では、ベストバイの理由を下記に詳しくまとめたので見てみましょう!
その①ミクロのスチームが生地を中からふっくらさせる!