目指したいのは「シンプルな暮らし」
ここ数年で、シンプルな暮らしに憧れ実践する人が増えています。2014年に出版された「フランス人は10着しか服を持たない」が大ベストセラーになったのは記憶にも新しいですよね。
今回は視点を変えて、ドイツと日本の両国で育った経験を持つ門倉多仁亜さんの著書から、ドイツ流のシンプルな暮らしを手に入れる習慣をご紹介したいと思います。
ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣 単行本 – 2011/8/1
¥ 1,404
無駄のないシンプルなライフスタイルが話題を呼び、ファンも多数!タニアさんの愛称で親しまれています。
合理的で真面目で、日本人とも性格が似ているとも言われているドイツ人の習慣から、シンプルライフのヒントを探ってみましょう。
①管理するものを減らす
頭の中をいつでもスッキリした状態にするために、管理しなくてはならないものを極力持たないようにするのがドイツ流です。
例えば、クレジットカードやポイントカード。言われるがまま手にしてしまうと、お財布の中はパンパンに。お知らせメールを処理したり、期限がすぎたものを処分したりと手間が増えてしまいます。
管理すべきものを減らすことで、無駄に考えることが減り考えもシンプルになっていきますよ。
②必要な情報は1つにまとめる
情報の管理を徹底しているというドイツ人。何事も必要か不必要かを見極め、すぐに処理する癖がついているそうです。
必要だと思った情報はすぐに記録に残しておきましょう。レシピなども1冊のノートにまとめておくのがおすすめです。あれはどうするんだっけ?と迷ったり新たに検索したりする時間が減らせます。
③似合うファッションを知る
ドイツ人は、服でさほど迷わないそう。自分の似合うファションをしっかり把握していて、定番のスタイルを確立しているからなんです。これは、フランス人とも共通していることですね。
安いから、流行りだからと服を大量に買って、すぐにタンスの肥やしにしてしまうようではいけません。クローゼットの中はお気に入りだけで満たすようにしましょう。服で迷う時間もなくなります。
コートは上質なものを
タ二アさんは、コートはベーシックで上質なものを選ぶことを推奨しています。ある程度年齢を重ねたら特に、本当に良いものを長く使うようにしたいですね。
④日曜日は完全にオフにする
ドイツでは日曜日は完全にオフの日。お店やレストランはお休みで。主婦であっても家事や料理もお休みするそう。これは日本人からしたら羨ましいことですね!
つい予定を詰め込みすぎてしまう人は、一度見直してみては?何もしない時間を持つことで、オンとオフを完全に切り替え気持ちをリセットできます。心穏やかに過ごすためにも大切なことかもしれません。
⑤掃除に時間をかけない
掃除しようと意気込んで始めると何だか大変なことに感じられるもの。そこで、日常のルーティーンにしてしまうのがドイツ式!毎日歯磨きをするような感覚で、軽めの掃除をすることが大事なんです。
例えば、出したものは元の場所に戻す、キッチンやお風呂場を使ったらサッと拭くなど。いずれも1分程度で出来ることです。これが出来るか出来ないかで、部屋の綺麗さが変わってきます。
始めは慣れないかもしれませんが、タ二アさんによれば2週間もすれば習慣化してくるそうです。早速始めてみましょう!