にんにく
豚肉やうなぎに多く含まれるビタミンB1は、水溶性ビタミンのため、たくさん摂っても排出されてしまいます。
にんにくのにおいのもととなる「アリシン」という成分には、ビタミンB1と結びついて体内にとどまらせる性質があり、作用を長く持続させるのに役立ちます。にんにくにスタミナがつくイメージがあるのは、このはたらきのためだといわれています。(※6,8)
ねぎ
にんにくと同じく、ねぎのにおい成分も「アリシン」であり、ビタミンB1の吸収率を高めるのに役立ちます。この「アリシン」は刻んだり加熱調理したりすることにより、細胞が壊されて発生します。ねぎやにんにくを調理したときの香りには、消化液の分泌を促す作用があり、食欲の増進につながりますよ。(※6,8)
緑黄色野菜
わたしたちの体内では、エネルギーを作り出す際、活性酸素が生じます。本来は体に備わっている抗酸化力で対処しているのですが、ストレスや活動量の増加などから活性酸素が増えすぎると、細胞の機能が低下し、エネルギーの産生が滞ってしまいます。
緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンには、この活性酸素を除去する強力な抗酸化作用があります。緑黄色野菜には、色鮮やかな野菜が多いですが、そのような野菜ほど多く含まれているといわれていますよ。また、汗で失われがちなビタミンやミネラルを摂取するためにも、野菜を摂ることは大切です。(※9,10)
夏バテ対策メニュー!おすすめレシピ7選
1. ピリ辛だれが絶品!ポークソテーのニラだれ
ニラたっぷりのピリ辛だれと、豚肉のソテーをあわせるひと品。食欲をそそるたれには、にんにくやニラのにおい成分「アリシン」が含まれているため、豚肉のビタミンB1の吸収率を高めてくれますよ。食欲のないときこそ食べたい、スタミナおかずです。(※6,8)
2. 食べごたえあり!黒酢酢豚
こちらは黒酢を使う酢豚です。黒酢は「クエン酸」が豊富で、エネルギー代謝をサポートするのに役立ちます。また、一般的な酢の約10倍のアミノ酸を含んでおり、体を動かす際のエネルギー源になりますよ。食材を大きめに切ることで食べごたえが出ますよ。(※11)
3. ホットプレートで!うなたまチャーハン
ホットプレートで豪快に作る、うなぎのかば焼きを使うチャーハン。見た目からも元気になれそうです。うなぎだけでなく、大葉にも糖質をエネルギーに変えるのに役立つビタミンB1が含まれていますよ。(※6)
4. ねぎを存分に味わう。豚バラのねぎ巻き
ねぎ好きにはたまらない、豚バラのねぎ巻きです。トースターでカリッと焼くことで余分な脂が落ちヘルシーに。ねぎに含まれる「アリシン」により、豚肉のビタミンB1を効率よく摂取できるおつまみです。(※6,8)
5. 火を使わずに!スタミナ焼きそば
こちらはなんと、レンジで作る焼きそばです。野菜はお好みですが、こちらのレシピでは「アリシン」を含む玉ねぎやにんにく、ニラを豚ひき肉とあわせます。暑くて火を使いたくないときに活用したい調理法ですね。