無料の会員登録をすると
お気に入りができます

管理栄養士が教える!「睡眠ダイエット」は寝るだけでやせるって本当?

美容

睡眠ダイエットという減量法をご存知でしょうか?ダイエットといえば、食事や運動に意識がいきますが、実は睡眠も重要ですよ。この記事では、睡眠ダイエットのやり方やメリットをご紹介します。最近、寝不足ぎみ……という方は、睡眠の質を高める工夫をぜひ実践してくださいね。

寝酒を避ける

お酒を飲むと眠くなることがありますよね。アルコールは一時的に眠りを促し、寝付くまでの時間を短くする作用がありますが、睡眠薬代わりに飲酒することはおすすめできません。

就寝1時間前に摂ったアルコールは、睡眠の後半部分を障害することが明らかになっています。睡眠の質が落ちるため、寝酒は避けましょう。(※10,11)

就寝前はカフェインを避ける

カフェインには覚醒作用があり、入眠を妨げるおそれがあるため、就寝前に摂らないようにしてくださいね。覚醒作用は約3時間持続するため、就寝する3~4時間前からカフェインを避けましょう。

カフェインが入っている飲み物は、コーヒーや栄養ドリンクだけではありません。緑茶や紅茶などにも含まれています。就寝前には、水や白湯を選ぶのがおすすめです。(※10)

ブルーライトを避ける

パソコンやスマートフォンから出る「ブルーライト」を夜に見ると、眠りを促すホルモンである「メラトニン」の分泌が抑制されてしまいます。その結果、睡眠のリズムが乱れたり、不眠につながったりするおそれが。

就寝前は、なるべくパソコンやスマートフォンを見ないように心がけましょう。どうしても使う必要がある場合は、ブルーライトをカットするメガネを活用するのもひとつの手です。(※12)

ダイエット中は睡眠の質を意識しよう!

ダイエット中は食事や運動を工夫することが基本ですが、実は睡眠も重要です。睡眠中には、脂肪の分解にかかわる成長ホルモンが分泌されています。また、寝不足になると、食欲にかかわるホルモンの分泌量が変化し、食欲が増加することが明らかになっています。

寝るだけでやせるというわけではありませんが、ダイエットのためには、睡眠時間をしっかり確保することが大切です。また、夜中に何度も起きてしまわないよう、睡眠の質をよくする生活習慣を取り入れましょう。

【参考文献】

※1 睡眠と健康 眠らないと太る?|作田 英成 伊藤 利光|64巻 7-8号 Page 159-167(2017.08)

※2 【意外と知らない?眠りの秘密】睡眠と食欲の深い関係(解説/特集)|坂根 直樹|37巻 8号 Page879-881(2017.08)

3 睡眠と生活習慣病との深い関係|e-ヘルスネット(厚生労働省)
4 成長ホルモンと減量|一般財団法人 脳神経疾患研究所 総合南東北病院
5 睡眠時間と成長ホルモンの分泌量 |Web医事新報|日本医事新報社
6 体内時計|e-ヘルスネット(厚生労働省)
7 ノンレム睡眠|e-ヘルスネット(厚生労働省)
8 睡眠の質を上げるには|医療法人社団愛友会 伊奈病院
9 睡眠|医療法人社団 小白川至誠堂病院
10 健康づくりのための睡眠指針2014|厚生労働省
11 アルコールの作用|e-ヘルスネット(厚生労働省)
12 体内時計に影響する「ブルーライト」|健康・医療トピックス|オムロン ヘルスケア

(2020/06/03参照)

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ