後輩指導でのNG対応
逆に後輩指導においてNGな対応とは何があるのでしょうか?
後輩指導においても「評判が良い人」と「評判が悪い人」は、決まって存在するものです。
NGなポイントを参考にして、後輩指導に活かしていきましょう。
(1)指示が曖昧で、言っていることが変わる
最悪です。正直、一緒に仕事をしたくないタイプの人間です。
後輩への指示が曖昧だと、同僚・上司との仕事よりも事故が起こりやすいです。なぜなら、後輩側から「それはどういうことですか?」と確認の一言を発するハードルが高いからです。
何を依頼しているのかは明確にして、「いい感じにお願い」的な曖昧な言葉は使わないこと。
(2)「忙しい」を連発して、きちんと対応しない
忙しさを全身からアピールして、「話し掛けるな」というオーラを出す人はいます。
本人にそのつもりがなくとも、ただでさえ後輩と先輩という間柄なので、相手がコミュニケーションを取りづらい状況を作らないよう、先輩側で配慮するべきです。
(3)後輩からの確認待ちで、自分から声を掛けない
もちろん後輩の自主性は重要ですが、業務中はハンター試験ではありません。
相手が詰まりそうなところ、困りそうなところは、業務歴が長い先輩側であらかじめケアしてしまう方がスムーズです。
進捗を確認することや、いつでも聞きに来ていいよというメッセージを出すことは、先輩側の仕事です。
(4)「嫌われたくない」から距離を取る
今まで後輩がいなかった場合や、後輩が異性の場合、身構えてしまう人がいます。
しかし、仕事をできるようにサポートすればいいだけであり、極論、好かれる必要はありません。
あえて強く出る、いじめに近い叱責をするなどがない限り「嫌われる」ということはそうそう起こりません。自意識過剰は相互に迷惑です。
「そんなこともわからないの?」は禁句! 期待値は下げて接しよう
後輩指導がうまい人は、良くも悪くも後輩に期待していません。
期待していないから「このくらい分かるだろう」と、理解度を勝手に設定して説明を省くこともなく、確認を怠って「え、言ったことと全然違う!」という事態も発生しないよう抑えることができます。