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逆に危ない「NG飲み物」とは?[2020年夏の熱中症対策]は「マスク」と「室内」に要注意

「ミネラル入り」麦茶や水がベター

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ふだんの生活での水分補給は、水(炭酸水を含む)やお茶(麦茶やほうじ茶)などで問題ありません。しかし、買い物や公園遊び、通勤時など、長時間の外出をする際は、「ミネラル入り麦茶」や「ミネラルウォーター」がおすすめ。
少量の塩を加えた真水(水1ℓあたり塩1~2g)でもOKです。真水しか飲めない場合は、塩飴を併用するなど、ミネラルを同時にとるといいでしょう。

運動時・外出時には「スポーツドリンク」を飲み分ける

汗とともに体内のミネラルが排出される際、なかでも大量に失われるミネラルは「ナトリウム」(塩分)です。そのため、長時間の運動時や炎天下のレジャー、夏バテ気味の時などは、ミネラルウォーターや麦茶だけではなく、最適な濃度調整がされている「スポーツドリンク」を上手に活用するのもおすすめ。
スポーツドリンクには「アイソトニック」「ハイポトニック」と2種類あるので、飲み分けるとより効果的です。

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夏バテ気味の時は「アイソトニック」飲料

「アイソトニック」は、体液と同じ浸透圧に調整されたドリンク。ミネラルウォーターや麦茶などよりも体内への吸収が速いのが特徴です。体のエネルギー源となる糖質を多く含むものが多く、夏バテ気味で食欲がないときなど、エネルギー補給ができるのも大きな利点。軽い運動や入浴の前後にも最適ですが、糖分が高いので飲みすぎには注意が必要です。

【代表的な飲料品】
「ポカリスエット」、「アクエリアス」、「グリーン ダ・カ・ラ」、「ビタミンウォーター」など

長時間の運動時は「ハイポトニック」飲料

「ハイポトニック」は、体液の浸透圧より低くなるよう調整されたドリンク。浸透圧が低いため、アイソトニック以上に「体に吸収されるスピードが速い」のが特徴です。大量に汗をかくなど「素早い水分補給が必要な時」に最適なので、長時間の運動の前・中・後、二日酔いの時などにもおすすめ。糖質の占める割合は約2.5%程度なので、甘さは控え目に感じます。

【代表的な飲料品】
「ヴァームウォーター」、「アミノバリュー」、「アミノバイタル」、「塩JOYサポート」など

緊急時には「経口補水液」を選ぶ

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めまいなど、すでに熱中症の症状が出ている場合は、体内でより素早く吸収される「経口補水液」を飲みましょう。炎天下での運動時やレジャーに行く際は、水分吸収スピードが高まる「5~15℃」に冷やしたものを携帯するのも有効です。
飲むときは、一気に飲むのではなく、コップ1杯(200ml)程度を30分かけて、数回に分けて飲むのが効果的。

吐き気などがある場合は、スプーン1杯ずつでも口に含み、回復の兆しが見えたら、少しずつ飲む量を増やしていきます。

熱中症対策に効果なし!「避けたい飲み物」は?

熱中症対策としてしっかり水分補給をしても、「脱水を招く飲み物」を選んでいては逆効果です。特に、強い利尿作用のあるカフェインやアルコール類はNG。熱中症対策の水分補給として、できれば「避けたい飲み物」と飲むときの注意点を紹介します。

【牛乳】「脱水気味の朝」は避ける

牛乳は体内に吸収されるまでに時間がかかるうえ、消化する際に胃腸の負担になることも。脱水気味である朝は、熱中症予防の水分補給としては不向きです。
特に子どもがいる家庭の場合、朝食などに牛乳を出すケースも多いのですが、朝の水分補給は「ミネラル入りの麦茶」などに切り替えを。牛乳は昼以降にとるようにするといいでしょう。

【コーヒー】アメリカンなど「薄め」を選ぶ

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自宅で過ごす際や仕事中など、コーヒーが欠かせない!という人も多いでしょう。しかし、コーヒーには、強い利尿作用のあるカフェインが含まれるため、飲みすぎると熱中症のリスクがアップ。

1日に飲むコーヒーの適量は「3~5杯」(1杯150㎖程度、トータル450~750㎖)程度までです。アイスなら氷で薄めてから飲む、ホットならアメリカンを選ぶなど、なるべくカフェインの摂取量が少なくなるよう工夫するのも手。

【紅茶・緑茶・ウーロン茶】お茶を飲むなら「麦茶orほうじ茶」

日常的に飲みやすい「緑茶」や「紅茶」、「ウーロン茶」にも、実はカフェインが含まれるため、飲みすぎると利尿作用によって、水分補給の効果が弱まります。
熱中症対策としてお茶を飲むなら、「麦茶」や「ほうじ茶」など、カフェインレスのものを選びましょう。特に長時間、炎天下にいる、運動をする時などは、カフェイン入りのお茶は避けましょう。

【ビール】飲酒量の「半量の水」を飲む

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キンキンに冷えたビールはおいしいし、水分補給にもなるし一石二鳥…と思っていませんか? 実はアルコールには利尿作用があり、飲みすぎると体内の水分がどんどん排出されます。さらにアルコールの代謝にも体内の水分が使われるため、飲むほど体内はカラカラに。

アルコールを飲むときは必ず、水や麦茶といったカフェインレスの水分をチェイサーにし、「飲酒量の半量」を目安に、合わせてとるのがおすすめです。
チェイサーがない場合は、飲酒後に300~500㎖、就寝前は200~300㎖程度の水を飲むと◎。二日酔いするほど飲んだ場合は、就寝前も500㎖以上、水分をとりましょう。

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