(3)自尊心が低いゆえの嫉妬心
自尊心が低い人は、相手も自分の場所まで引きずり下ろすことで自尊心を守ろうとします。
そのため、自分より人気があったり能力が高かったりする人に嫉妬しやすく、職場でも自分が認めていない相手が評価されているのを見ると、「あいつなんて大したことないのに」と嫉妬心を燃やしてイライラします。
(4)「こうあるべき」と決めつける正義感
自分の中に理想があり「絶対に〇〇しなければならない」といった強過ぎる正義感を持っている人は、その理想にマッチしない状況に対して強いストレスを感じます。ほどほどの正義感は良いのですが、過剰な正義感は強迫性が強く、自分も他人も苦しめてしまうでしょう。
(5)自分が軽視されていることへの不満
上司や同僚から雑な指示出しをされたり、仕事内容を評価されなかったりすると「自分が軽視されている」と感じて不満を募らせることもあります。
「名前を呼んでくれない」「感謝の言葉が無い」など、相手とコミュニケーションする度にいら立つようになることも。
イライラを抑える5つの対処法
たとえイライラしてしまっても、うまく対処すれば負の感情を抑えられるので大丈夫です。誰でもすぐに実践できる心理テクニックを5つご紹介します。
(1)1回「ストップ!」と冷静になる
怒りに任せて行動すると、状況が悪化する上に怒りの感情がさらに高まってしまいます。イライラしたら、心の中で「ストップ!」と念じて、一度クールダウンしましょう。これをストップ法といいます。1分間だけ別の作業をしたり、他のことを考えたりするだけでもイライラはかなり軽減されます。
(2)「本当に相手が悪いのか?」と客観視する
自分が正しい! と思っていると、正義感が強くなってどんどんイライラしてしまうもの。しかしそんなイライラも、自分の受け取り方次第で軽減できるのです。
「イラッとしたけど、これって本当に相手が悪いんだっけ?」と客観視しましょう。そうやって自分と対話することで、現状を受け入れやすくなります。
(3)ぐっすり眠る
体が疲れているとストレスを感じやすくなり、イライラしやすい精神状態になります。体の休息は心の休息。イライラしがちな日々が続いたら、ゆっくりお風呂に入ってぐっすり眠る日を設けてリフレッシュしましょう。体を休めることで、日常のストレスに無理なく対応できる健康な心を取り戻せます。
寝る前に音楽を聴きながらツボ押しをしたり、リラックスできるアロマオイルを入れて入浴したり、温かい飲み物を飲んでリラックスしたりすると深く眠れますよ。
(4)「イライラは成長のきっかけ」と捉える
イライラをネガティブに捉えると心身の毒になりますが、ポジティブに捉えることで成長のきっかけになります。
「もう絶対こんな状態にならないようにしよう」「もっと上を目指そう」と自分の糧にするつもりで受け止めれば、「乗り越えるべき壁だった」と思えるものです。「成長のきっかけだ」と実際に口に出すと、気持ちを切り替えやすくなりますよ。