これまでに4万5000個以上ものアイスを食べ続けてきたアイスジャーナリストのシズリーナこと荒井健治です。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。
エンタメ系チョコミント登場!
森永乳業のピノシリーズから待望のエンタメ系アイスクリームが登場しました。アイスなのにASMR !! チョコミント史上初となる音にこだわったピノです。
・森永乳業「ピノ"プチカリッ"チョコミント」
ミント風味の顆粒の"プチカリッ"とした食感、そしてミントの清涼感とセミスイートチョコのカカオ感を絶妙なバランスで味わえる作品のようですが、ミント風味の顆粒が私には感じられず......。総合評価としてはミントだけに辛めの評価です。ただし、新しいことにチャレンジしようとするピノの姿勢は高く評価できます。
ミント感:★★★★★︎(5)
アイス感:★★☆☆☆(2)
香り&風味:★★★★☆(4)
食べやすさ:★★★☆☆(3)
企画構成力:★☆☆☆☆(1)
総合得点:15/25
ピノは、内側のアイス部分と外側のチョコレート部分の割合は、8対2になるように作られています。チョコレート部分にミント風味の顆粒が小さすぎてしまい、またアイスやチョコレートの水分が顆粒部分に侵食してしまい食感を損ねてしまった印象を受けました。
・赤城乳業「以前にも増してさわやかすぎ~。やりすぎチョコミントバー」
赤城乳業には2018年から登場している「○○しすぎ~」シリーズがあるのをご存知でしょうか?
アイスのパッケージを見ての通りですが、見つめるだけで目がウルウル涙目になってしまうほど爽やかすぎるアイスバー「以前にも増してさわやかすぎ~。やりすぎチョコミントバー」(セブンイレブン限定発売/赤城乳業)が7月28日から登場しています。正直、チョコミントビギナーとしては、これぞまさしく大人の味という仕上がりになっていました。
ミント感:★★★★★★★★★★︎(10)
アイス感:★☆☆☆☆(1)
香り&風味:★★★★☆(4)
食べやすさ:☆☆☆☆☆(0)
企画構成力:★★★☆☆(3)
総合得点:18/25
ミント感は過去最高であることは間違いありません。清涼感しか味わえず、口の中が痛くなるチョコミントアイス。遊びを取り入れることは間違いではないですが、清涼感MAXで大事な味や風味を感じ取ることができなかったので残念でした。記録よりも記憶に残るチョコミント史上最もとんがった商品ではありますが、ゆっくりと味わいたかったと正直思いました。
・江崎グリコ「ぎっしり満足! チョコミントアイス」
先月パッケージがリニューアルした「ぎっしり満足! チョコミントアイス」。しっかりとチョコミントの清涼感や風味やコクをすべて感じることができ、ミルクチョコチップの口どけが素晴らしいです。ミントアイスの味を先に感じさせ、口の中でチョコととろけあうこのアイスはまさに食べる芸術作品。最初から最後までチョコミントの味を楽しめる味覚構成にうっとり。バランスのとれた秀逸な作品です。
ミント感:★★★☆☆(3)
チョコ感:★★★★☆(4)
香り&風味:★★★★☆(4)
食べやすさ:★★★★☆(4)
企画構成力:★★★★★(5)
総合得点:20/25