
つまり脳を冷やし睡眠スイッチONが寝付きの最短ルート! そのため通気性のよい枕を使うことで、体温で温まってしまった空気を外に逃がして、脳を冷やしながら快眠することができます。

枕の上にあんか、その上に人の頭を想定した5kgの重りを置いて、40分間の温度変化を計測。熱を逃がせる通気性のよい枕を比較調査しました。
この検証で、通気性がいい中材はファイバー素材だとわかりました。綿と比べてみましょう。

中材に水を流してみると、ファイバーは隙間があるためほぼそのまま流れましたが、綿は水が一瞬保持されてから広がって流れました。通気性の高さが一目瞭然です!
では、わたにメリットはないのでしょうか?わたの強みは耐久性にあります。
枕を毎日使い続けていると、中材が潰れてしまい自然とへたってしまいます。そのへたり具合が少なく、揉んで元に戻すための手間が少ない枕を調査しました。

振動機を乗せて5分間の振動を与えた後、12時間放置した高さを計測しました。振動前の高さにどれだけ戻ったかを復元率として比較します。

検証の結果、復元率が高い中材は「わた」だと判明。その他の素材と復元率との相関は見られませんでした。
購入時に一度行えばよいと考えがちな高さ調整。しかし、実は最適な高さはその日の体調によって変化するうえ、中材のへたりもあるのでこまめに調整を行うことをおすすめします。その際に重要なのが「調整のしやすさ」です。

頭を想定した重りを枕に置いてその場所の高さを計測を実施。加えて、実際に高さ調整を行った時の手間も評価を行いました。
大柄の人から小柄な人まで適切な高さで寝られ、中材の出し入れがしやすいことが大切。出し入れ口が広ければ調整が簡単です。

もし調整しても枕の高さが低くて合わない、首が痛いなどのときは、バスタオルで全体の高さを上げる方法もあります。枕とバスタオルがズレる可能性があるため、大きいバスタオルを使うなどの工夫が必要ですが、高さの微調整ができるし、洗うのもラクです。ぜひ覚えておいてください。
以上、各テスト内容のご紹介でした。つづいては、総合結果をランキング形式で発表していきたいと思います。
まずは気になる1位からご覧ください!

ニトリ
高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
実勢価格:4990円
サイズ:W60×D40cm
主な中材:パイプ/ウレタン
▼総合評価