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「寝た気がしない…」の原因は?眠りの質を上げる枕を探しました

インテリア

きちんと睡眠を取っているのに疲れが取れない、肩こりする……。どうにかして睡眠の質をあげたい! と注目されるのが「枕」です。しかし、ニトリや無印良品、Amazonなど、ブランドも製品も多く、どれを選べばよいかわかりません。そこで今回は睡眠のプロが自分の頭の高さに合わせられる「高さ調整枕」22製品を徹底的にテストして、快眠できる枕を探しました!最高の枕の選び方もランキング結果とあわせてご紹介します。

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人によって理想の高さは1~5cmと異なります。とても大事なので、ぜひ測ってみてください!

テストしたのは西川などの老舗の寝具メーカーから、ニトリなどホームセンターのPB、Amazonや楽天などのネット通販で人気の、1万円以下の全22製品です。

今回テストした枕はこちら。

ニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」
カインズ「消臭My Madeまくら」
ビバホーム「高さ調整まくら」
コーナン「オリジナル LIFELEX 洗える抗菌消臭パイプまくら」
セブンプレミアム「ぴったり高さ調節洗えるまくら しっかりパイプ」
トップバリュ「ホームコーディ 簡易高さ調整まくら」
西川×東急ハンズ「西川と東急ハンズが考えた枕」
東急ハンズオリジナル「洗えるフィット枕」
アイリスオーヤマ「匠眠 高さ調節ピロー エクストラ M ハード」
ドン・キホーテ「高さが調節できるもっちりリバーシブル枕」
京都西川「ドクタースリープまくら ベーシックモデル」
京都西川【Amazon.co.jp限定】「京都 西川 枕」
京都西川×こだわり安眠館「自分好みに調節できるまくら『究極枕 クーシェ』」
昭和西川「ドクター・リー ピロー スタンダードタイプ」
東京西川「枕 洗える 睡眠博士 首・肩フィットまくら」
西川「もっと肩楽寝」
moonmoon「ザ・ホテルピロー GOOSE」
タナカふとんサービス「みんまく GRAN STANDARD」
tobest「エンジェルネックピロー」
AYO「【第二代AYO正規品】安眠枕」
RISE「スリープオアシス 寝返りサポートまくら(かため)」
RAKUNA「整体枕」

以上の22製品を比較し、総合的にみて誰もが快眠できる枕を決定していきます!

テストでは東京療術学院の熊坂先生と、独自の検証機関である『LAB.360』の室長・松下和矢が計4項目を厳しくチェック。あらゆる角度から製品を比較テストしました。

まずは各テストの内容と評価の高かった製品をみていきましょう。

寝心地の良い枕のポイントは主に3つ。「仰向けの寝心地」と「横向きの寝心地」がリラックスした状態であることに加えて、「寝返りのしやすさ」で姿勢をスムーズに変えられることです。

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人は一晩寝ている間に20~30回寝返りを打つとされており、仰向けと横向きの姿勢を寝返りで変えることによって、血行を促進したり身体の緊張をほぐしたりすることができます。

高さが合っていることはもちろんですが、身体に負担がない姿勢で寝られることがポイントとなります。

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テストでは、東京療術学院の熊坂先生にそれぞれの枕の高さを調整して正しい姿勢で寝てもらい、以下9項目をチェックしました。

(1)仰向けの寝心地
(2)横向きの寝心地
(3)寝返りのしやすさ
(4)段差の低さ
(5)頭頂部のフィット
(6)幅の広さ
(7)肩のフィット
(8)耳の圧迫
(9)首のフィット

ちなみに頭頂部の支えは首と後頭部が支えられていればいらないようにも思えますが、実は頭を安定させる役割があります。頭をフラフラとさせないためにも頭頂部のフィット感もチェックします。

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通気性がよく熱がこもりにくいかをチェック。寝るときに脳を冷やすと脳がリラックス状態になり、寝つきがよくなったり、深い睡眠を取ることができるようになるといわれています。

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つまり脳を冷やし睡眠スイッチONが寝付きの最短ルート! そのため通気性のよい枕を使うことで、体温で温まってしまった空気を外に逃がして、脳を冷やしながら快眠することができます。

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枕の上にあんか、その上に人の頭を想定した5kgの重りを置いて、40分間の温度変化を計測。熱を逃がせる通気性のよい枕を比較調査しました。

この検証で、通気性がいい中材はファイバー素材だとわかりました。綿と比べてみましょう。

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中材に水を流してみると、ファイバーは隙間があるためほぼそのまま流れましたが、綿は水が一瞬保持されてから広がって流れました。通気性の高さが一目瞭然です!

では、わたにメリットはないのでしょうか?わたの強みは耐久性にあります。

枕を毎日使い続けていると、中材が潰れてしまい自然とへたってしまいます。そのへたり具合が少なく、揉んで元に戻すための手間が少ない枕を調査しました。

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振動機を乗せて5分間の振動を与えた後、12時間放置した高さを計測しました。振動前の高さにどれだけ戻ったかを復元率として比較します。

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検証の結果、復元率が高い中材は「わた」だと判明。その他の素材と復元率との相関は見られませんでした。

購入時に一度行えばよいと考えがちな高さ調整。しかし、実は最適な高さはその日の体調によって変化するうえ、中材のへたりもあるのでこまめに調整を行うことをおすすめします。その際に重要なのが「調整のしやすさ」です。

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頭を想定した重りを枕に置いてその場所の高さを計測を実施。加えて、実際に高さ調整を行った時の手間も評価を行いました。

大柄の人から小柄な人まで適切な高さで寝られ、中材の出し入れがしやすいことが大切。出し入れ口が広ければ調整が簡単です。

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もし調整しても枕の高さが低くて合わない、首が痛いなどのときは、バスタオルで全体の高さを上げる方法もあります。枕とバスタオルがズレる可能性があるため、大きいバスタオルを使うなどの工夫が必要ですが、高さの微調整ができるし、洗うのもラクです。ぜひ覚えておいてください。

以上、各テスト内容のご紹介でした。つづいては、総合結果をランキング形式で発表していきたいと思います。

まずは気になる1位からご覧ください!

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ニトリ
高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
実勢価格:4990円
サイズ:W60×D40cm
主な中材:パイプ/ウレタン

楽天市場で見る

▼総合評価

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