こんにちは、ヨムーノ編集部です。
寒くなって空気が乾燥する季節がやってきました。今年は新型コロナウイルスにより、いつも以上に感染対策を徹底したい!という方も多いと思います。感染症対策の1番は、なんといっても免疫力の向上!
そこで今回は、医師の木村好珠さんに免疫力をアップする方法について教えてもらいました。この記事を読んで、風邪に負けない身体をつくりましょう!
そもそも免疫って何?

免疫力アップという言葉をよく目にしますが、そもそも免疫とは何か、皆さんご存知でしょうか。
免疫とは病気の原因となる細菌やウイルスから、私たちのからだを守り闘ってくれるシステムのことです。普段、私たちの身の回りには様々な病原体がありますが、健康でいられるのはこの免疫機能が上手く働いているからなんです。
免疫には以下の2種類があります。
①自然免疫
からだの中に侵入してきた病原体に対し、自分を守るものを作り出し病原体を攻撃する
②獲得免疫
以前からだに入ってきたことのある病原体と同じ種類のものが、もう一度侵入してきた時に、すでに記憶されている免疫が「この病原体知っているぞ!」と即時に反応し攻撃する
インフルエンザなどのワクチンは、②の獲得免疫を応用したものです。
免疫力が下がるとどうなるの?
免疫力の低下には、様々な原因があります。
ストレスや疲れ、喫煙、運動不足、過度の飲酒、睡眠不足、不摂生などの生活習慣なども一つです。また、人間誰しも歳を重ねますが、この加齢も免疫力低下の原因になります。加齢は避けることができないので、加齢以外の原因をなるべく減らしていくことが大切です。
免疫力が低いと、風邪やその他の感染症にかかりやすくなったりするだけでなく、がんなどのあらゆる病気を発症するリスクも増加します。
免疫の低下が影響するのは、病気だけではありません。実は、美容面においてもとても重要なんです。免疫力が低下すると肌のバリア機能も低下するので、肌荒れしやすくなったり、皮膚炎などの肌トラブルの原因になったりもします。
免疫力をUPしよう
身近なことで、免疫を上げる方法はたくさんあります。簡単にできそうなことから取り入れていきましょう。
ビタミンは免疫の要!

免疫力をあげるのに、ビタミンの摂取はかかせません。特にビタミンAは粘膜を強くしてくれます。粘膜を強くすることで、ウイルスや細菌が体に入るのを防ぎ、バリア機能が高まります。
ビタミンAを特に多く含んでいる食材:ほうれん草や人参、ブロッコリーなどの野菜
また、ビタミンCやEには抗酸化作用があるので、こちらも積極的に摂取したい成分です。ビタミンCは鉄分の吸収も助けてくれるので、女性は特に必要ですね。
・ビタミンCを含む食材:ピーマン、ブロッコリー、イチゴ、キウイフルーツなど
・ビタミンEを含む食材:アーモンドなどのナッツ類やアボカド
どれも、免疫力を高めるだけでなく、美容にも大変良い食材なので、意識して食べてみてくださいね。
「腸活」は免疫力にも美容にも強い味方!

“腸活”という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
人それぞれ個人差がありますが、腸や胃、食道には、1000種類・1000兆個もの細菌が存在するといわれており、これは腸内フローラと呼ばれます。腸内環境は、この腸内フローラによって左右されています。
腸内環境は、単に排便の調子だけではなく、あらゆる病気の発症に関わると考えられていて、免疫とも大きく関係があるといわれています。腸内環境を整えることは、免疫にも美容にもいい効果をもたらすので、ぜひとも注目していきたいですね!
ヨーグルトをはじめとした乳製品やキムチ、納豆などの発酵食品、そしてごぼうなどの根菜類は腸内環境を整える食材としておすすめです。
免疫力低下防止に役立つ生活上のポイント

①適度な運動が免疫upにつながる
運動と免疫は切り離せない存在です。適度な運動をすることで、免疫力は向上します。ただし、やればやるだけ効果があるのか、と言われるとそうではありません。
アスリート並みの強度な運動ですと、逆に免疫が落ちると証明されていますので、少し汗ばむ程度の運動がいいでしょう。ウォーキングでいうと、毎日8,000歩程度行うと免疫力に効果があるとも言われています。
②ストレスは免疫力の大敵
適度なストレスは良い効果があると言われていますが、強度が高すぎる、長時間に渡るストレスは、免疫力に多大な影響を及ぼします。強いストレスを受けると、ステロイドホルモンが分泌され、白血球などの働きが低下すると言われているのです。
また、免疫には自律神経が大きく関わっています。ストレスにより、自律神経のバランスが崩れることも免疫力が低下する要因の一つです。
漢方で免疫力をUPしよう!

「免疫力向上のために時間や労力をかけられない」「すぐに生活習慣を変えるのは難しいかも……」という方におすすめなのが、漢方薬です。
漢方で、疲労倦怠や体力の低下を改善することは、免疫力アップに繋がると考えられています。
【免疫力低下防止を目的として使用されることがある漢方薬】
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
免疫力低下防止と言えばこれ!という代表的な漢方です。
読んで字の如く、東洋医学の”気”を補充する目的の漢方で、”医王湯”とも呼ばれます。”気”とは、簡単に言うと生命エネルギーに近いものです。
この漢方は、実際にウイルスや細胞を撃退してくれるNK細胞の活性化が認められています。何となく疲れていたり、食欲が落ちた時にもとても効果があるので、私も常備しています。
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
こちらは、補中益気湯向きの方よりも、全身がかなり疲労している方や、ご高齢の方向きの漢方です。
気と血を両方補ってくれる作用があるので、貧血気味の方や、肌がかさついているような方にはおすすめです。
ただ、注意しなければならないのは、選んだ漢方薬が自分の今の状態や体質に合っているかどうかということです。もし合っていなければ、目指している健康状態を手に入れられないばかりか、副作用がおきることもあります。
自分に合う漢方薬を手軽に見つけるための専門サービスとして、A Iを利用した「あんしん漢方」が話題になっています。そういったサービスを活用するなどして、漢方に精通した専門家に相談することをおすすめします。
免疫力をあげて、感染症知らずの冬を過ごそう!
冬は、インフルエンザなど様々な感染症が流行る季節です。特に今年は新型コロナウイルスも心配ですよね。免疫力をあげて、病気に負けない健康な毎日を過ごしましょう!