思いがけず余ってしまったキャベツの千切りを保存する方法をご存知ですか?シャキシャキ感を保ち、かつ鮮やかな緑色をキープできる保存方法や賞味期限について、冷凍・冷蔵でそれぞれご紹介します。キャベツを使ったレシピも必見ですよ!
ニコライ
キャベツを千切り保存しておけば便利!
キャベツはさまざまな料理にアレンジできる、便利な野菜のひとつですよね。
サラダや付け合せだけじゃなく、いろいろなお料理に使えて冷蔵庫に常備しておくと重宝します。お買い得だと思って一玉まるごと買ったものの、なかなか使い切れなくて冷蔵庫の中でシナシナになってしまうことありませんか?
また、小さな冷蔵庫では場所を取りがち。とは言え千切りしたキャベツはすぐに色が変わり、水分があっという間に抜けてカピカピになるから保存の仕方が難しいもの。そこで、キャベツを上手に保存する方法をお教えします。
千切りキャベツの保存方法
レモンやお酢を加えて冷蔵保存
千切りにしたキャベツはそのまま冷蔵保存すると、茶色く変色してしまいます。これは、酸化によるもの。食べられないわけではないのですが、少し抵抗がありますよね。
千切りしたキャベツが変色するのは、酸素に触れる部分が多くなるのが原因です。これを防ぐためには葉の状態で軽く水洗いしてから、いつも通り千切りに。水を張ったボウルにレモンとお酢を少量入れて混ぜたら、千切りにしたキャベツをサッとくぐらせます。しっかりと水気を切ったら、保存パックに入れ、真空状態で冷蔵庫に入れれば大丈夫。
ボールに水をはって冷蔵保存
千切りにしたキャベツを水に浸して冷蔵庫で保存すれば、シャキシャキの食感をキープできます。やり方はこうです。ボウルの中に千切りしたキャベツを入れ、キャベツが浸るまで水を入れます。ここにレモンもしくはお酢を入れれば、同時に変色も防げます。
ちなみにこの水は毎日取り替えて、容器も清潔にしましょう。こうすることで、千切りしたてのシャキシャキ感をいつでも味わえますよ。
茹でてから冷凍保存
沸騰したお湯に10〜15秒ほどくぐらせたら、冷水にさらします。これによってキャベツ特有の鮮やかな緑色を維持できるからです。そのまま冷凍庫で保存すれば、生の状態から加熱する必要がない上、調理したいときにすぐに使えて便利ですよ。
キャベツ千切りの保存期間
冷蔵の場合
千切りキャベツの冷蔵保存は、2~3日ほどで使い切りましょう。生の場合は、2~3日、加熱したものは、1~3日と言われています。水分が多くついている場合は、しっかりと水気を切って空気に触れないようにするとさらに長持ちするようです。
冷凍の場合
固茹でして冷凍庫で保存した場合の保存期間は、2週間から1ヶ月前後。冷凍するときは、水気をキッチンペーパーでしっかり取り除いてください。密封容器に入れて空気を抜くと、より長持ちして鮮度をキープできますよ。また、使う分だけ小分けにすると便利です。
冷凍キャベツのアレンジレシピ3選
冷凍キャベツのクタッと焼きスープ
ペコロスと冷凍のままのキャベツを中火で焼き、こんがりと焼き目が付いたら、スープとウインナーを入れ、10分ほど煮込んだら完成!粒マスタードと一緒にお召し上がりください。
餃子
冷凍保存したキャベツと長ネギをみじん切りにし、豚ひき肉を加えて粘り気が出るまでよくこねます。餃子の皮であんを包んだら、熱したフライパンに油を引いて両面パリッとするまでよく焼いたらできあがりです。
冷凍キャベツと豚肉炒め
冷凍キャベツをフライパンに入れ水気がなくなったら、オリーブオイルと一緒に炒めます。キャベツの表面につやが出てきたら、一旦フライパンから出し、豚肉を炒め、火が通ったら先ほど炒めたキャベツを加え、塩胡椒で仕上げたら完成です。お好みでオイスターソースをかけても◎