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[1/18〜1/24の運勢]1月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

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2020年下半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

2020年下半期の運勢

今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

渇望と充足

今週のおひつじ座は、「内なる異国」を覗いていこうとするような星回り。

歴史学者の加賀屋誠は、親鸞の『歎異抄』にある「悪人なおもて往生す、いわんや善人をや」を言い換えて、「悪人なおもて地獄に堕つ、いわんや善人をや」と言ってみせました(『地獄めぐり』)。

これは自分の心の内に人には言えないような欲動が在ることを自覚し抜いている悪人であれば、迷うことなく地獄(試練)の門を開いてそこを旅して巡ることができる一方で、どこかで自分は善人だと思っている人は、心の内にある欲動(本能)を自身で強く抑圧していることに気が付いていないのだと言えます。それでももし善を為したいという気持ちがあるのなら、なおのこと抑圧している欲動に目を向けるべきでしょう。

死後の世界としての地獄とはある種の「幻想の異国」であり、生の世界としての現実の実相を映し出す鏡のようなもの。そして、それは安穏とした日々を送るために、普段は我慢し排除している欲動が宿っている心の奥の「内なる異国」を充足させるためのものでもあったのではないでしょうか。今週のあなたもまた、欲動を禁止するのではなく、むしろ充足させることに目を向けてみるといいかも知れません。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

一茶の開き直り

今週のおうし座は、軽やかになど生きられない自分を現に生きていこうとするような星回り。

「これがまあつひの栖(すみか)か雪五尺」は、小林一茶が50歳になろうかという頃に詠んだ句。1月19日に父の十三回忌を済ませ、その後、長年にわたり揉めに揉めてきた継母と腹違いの弟との遺産相続問題にやっとの思いで決着を着け、36年にもわたる漂泊生活に終止符を打つ覚悟を決めたのです。

作者の故郷である北信濃は日本でもっとも雪深い地方であり、「雪五尺」も不思議ではありませんが、「これがまあ」というのはそんな故郷への挨拶であり、江戸とは違ってずっと土着的な生活意志が求められる今後をめぐって、率直な心情を表わしているようにも思えます。

一茶の生まれる前の時代に生き、旅に人生を捧げた松尾芭蕉は「幻の栖」の語をよく句に詠みましたが、そのロマンティシズム的な調べに比べると一茶の「つひの栖」の語にはグッと重たい響きが込められていますし、そこにはどこか、長所も短所も受け入れ、そうとしか生きられない自分だという開き直りのようなものさえ感じられます。今週のあなたもまた、どこかで土の匂いが消えず、長所も短所も含めた自分というものを改めて受け入れ、開き直ってみるといいかも知れません。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

出発点に立ち戻る

今週のふたご座は、明確に発話された言葉以前の身振りや所作によって構成される「全体的言語活動」に立ち返っていくような星回り。

デカルトの「われ思う、ゆえにわれあり」、この「思うわれ」を“てこの原理”として近代合理主義思想は出発していった訳ですが、問題はこの「思うわれ」を身体をもって現に生きている生身の人間にまで適用させてしまった点にあるのではないでしょうか。

そしてこの「他者とは私が彼にもつ意識にすぎない」などといったデカルト的な考え方を鋭く批判していったのがメルロ=ポンティという人物。彼は幼児の言語活動を分析していくなかで「意識とは、原初的には、「われ思う(I think that)」ではなく、「われ能う(I can)」である」(『知覚の現象学』)という考え方を引き出していきました。つまり、私たちは明確な意識をもって物事を考え、それを伝えられるようになる前に、すでに身体を介して誰かと共に生きることができていて、それが人間の根本なのだということ。

21日にふたご座から数えて「自分でも他者でもない無意識領域」を意味する12番目のおうし座で上弦の月を迎えていく今週のあなたもまた、身体をもってとにかくまず生きているという現実を第一義とした上で、そこで「身につけた」ものを大切にしていきたいところです。

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