レンジで作る簡単なめらかプリンの作り方を、製菓衛生師が伝授します。プリンの人気レシピも大集合!レンジやフライパンで簡単に作れるものから、蒸し器やオーブンで作る本格レシピも。抹茶、ココア、はちみつなど、バリエーション豊かな味をご紹介します。
調理師 製菓衛生師 kii
電子レンジで簡単!カスタードプリンの作り方
ではまず、電子レンジで作るカスタードプリンの作り方をご紹介します。プリンもカラメルソースも、レンジでOK!ゼラチンで固めるから、電子レンジでも簡単になめらかプリンを作ることができます。
今回は、昔ながらのシンプルで親しみやすいプリンに仕上げました。卵は全卵、生クリームではなく牛乳……と材料も用意しやすいものなので、手軽に作れますよ。
材料(2~4人分)
【プリン】
・卵……2個(約50cc)
・砂糖……40g
・牛乳……200cc
・バニラエッセンス……3ふり
・粉ゼラチン……5g
・水(ゼラチン用)……大さじ2杯
【カラメルソース】
・砂糖……大さじ2杯
・水……小さじ2杯
・水(加熱後)……大さじ1杯
カスタードプリンの作り方
1. 水にゼラチンを振り入れて、混ぜておく。
ゼラチン用の水に、粉ゼラチンを加えます。ダマにならないように、混ぜて溶かしておきましょう。
※粉ゼラチンに水を加えるのではなく、水に粉ゼラチンを加えたほうが、ダマになりにくいです。
2. 材料を混ぜ合わせる。
耐熱ボウルに卵を割り入れます。卵黄のみを使うと卵の味が濃厚になり、全卵を使うと、卵の味が優しくなります。好みに合わせて選んでくださいね。卵をよくほぐしたら、砂糖を加えてさらに混ぜます。
※砂糖を加えて置いておくと、砂糖が水分を吸って固くなってしまいます。砂糖を加えたらすぐに混ぜましょう。
牛乳とバニラエッセンスを加えて、さらに混ぜます。全体が均一になったらOKです。ちなみに乳脂肪分が多いほど、より濃厚でミルキーな味わいになりますが、卵の味は感じられにくくなります。乳脂肪分の含まれる量は、低脂肪<牛乳<生クリームとなります。こちらも好みで選んでくださいね。
※泡立てないように混ぜましょう。ホイッパーをボウルの底にしっかり当てたまま、ボウルに沿うように動かすとよいです。
3. 電子レンジで加熱する。
電子レンジで加熱します。600Wで2分→取り出して混ぜる→600Wで30秒→取り出して混ぜる→600Wで30秒と加熱してください。
※一度に加熱しないで取り出して混ぜるのは、ムラなく加熱するためです。
4. ゼラチンを加えて溶かし混ぜる。
ゼラチンを加えて、溶かし混ぜます。溶けない場合は、600Wの電子レンジで30秒ほど加熱してみてください。
5. ザルでこす。
ゼラチンが溶けて全体が均一になりましたら、ザルでこします。こすことで、電子レンジで加熱したときに固まってしまった卵と、ゼラチンの溶け残りを取り除きます。
ここでしっかりとこさないと、冷蔵庫で固めたときにダマになってしまいます。なめらかプリンに仕上げるために、ひと手間かけましょう!
6. 型に入れて、泡をスプーンで取り除く。
プリン液を型に流します。170ccほどのゼリーカップが2個分、80ccほどのプリンカップが4個分くらいになります。
今回筆者は、2個に分けて流しました。1個はカラメルソースを型に入れないで、もう1個はカラメルソースを入れました。(カラメルソースの作り方は、後に紹介します。)
カラメルソースを型に入れてからプリン液を流しても、このようにきれいに2層に分かれます。プリン液を静かに流し入れるのがポイントです。2層になるか心配の場合は、カラメルソースを型に流したあと氷水につけて固めるとよいでしょう。
プリン液を流し入れてできた泡は、スプーンで取り除きましょう。仕上がりがとてもきれいになりますよ。
7. 冷蔵庫で冷やし固める。
冷蔵庫で2時間~、しっかりと冷やし固めて完成です。
ゼラチンでしっかりと固めていますので、型から出しても崩れません。型から出す場合は、側面を優しくはがして空気を入れてから、お皿にひっくり返しましょう。