レンジで作る簡単なめらかプリンの作り方を、製菓衛生師が伝授します。プリンの人気レシピも大集合！レンジやフライパンで簡単に作れるものから、蒸し器やオーブンで作る本格レシピも。抹茶、ココア、はちみつなど、バリエーション豊かな味をご紹介します。
調理師 製菓衛生師 kii
カラメルソースの作り方
プリンに欠かせないカラメルソースも、電子レンジで簡単に作りましょう！
熱いカラメルソースが飛び散ると、とても危険です。十分に気を付けて作業を進めてください。お子さんと一緒にプリンを作るときも、カラメルソースだけは、大人が作るようにしましょう。
砂糖大さじ2杯に、水小さじ2杯を加えます。加熱すると、中身がとても熱くなります。ココットなどの耐熱容器を使うようにしましょう。薄い耐熱容器だと、割れてしまうことがあります。
混ぜずに、そのまま600Wの電子レンジで1分30秒～3分加熱します。砂糖の水分や電子レンジによって、加熱時間は変わります。様子を確認しながら加熱してくださいね。
※耐熱容器がとても熱くなります。取り出すときは十分に気を付けてください。
色づいてきたら10秒ずつ加熱しましょう。
香ばしい色になったら、水を大さじ1杯加えます。このとき、高温のカラメルソースが飛び散ることがあるので、周りにはものを置かずに距離を取って水を加えてください。火傷に十分に気を付けましょう。
よくかき混ぜて完成です。
何を使う？材料選びのポイント
低脂肪、牛乳、生クリームの使い分け
乳脂肪分の含まれる量は、低脂肪＜牛乳＜生クリームとなります。乳脂肪分が多いほど、より濃厚でミルキーな味わいになりますが、卵の味は感じられにくくなります。
あっさりとしすぎていて物足りなく感じることもあります。プリンに使う砂糖を減らして、きな粉、黒蜜、はちみつといった、コクもプラスできる甘味料と合わせるとよいです。
適度なコクで親しみやすい味のプリンで、いろいろなアレンジもしやすいです。
ミルクの味が濃厚なプリンになります。生クリームが多いほど、とろとろでやわらかなプリンになります。
ゼラチンは使う？
プリンは、卵の加熱すると固まるという性質を利用して作ります。しかし、電子レンジでは加熱のムラができやすく、加熱しすぎてボソボソになってしまったり、加熱が足りなくて固まらなかったり……となかなか難しいです。
そこで、電子レンジでプリンを作るときは、ゼラチンを使うとよいですよ。ゼラチンは加熱して固めるのではなく、冷やして固めるものなので、失敗しにくいのが嬉しいですね。
