はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながら街歩きする番組『デラメチャ気になる!』。4月11日の放送では栄町駅から2つ、散歩の達人と岐阜城界隈をぶらり。すると、お宝がザクザク出てきました。岐阜の知られざる魅力を発見します!
はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながら街歩きする番組『デラメチャ気になる!』。4月11日の放送では栄町駅から2つ、散歩の達人と岐阜城界隈をぶらり。すると、お宝がザクザク出てきました。岐阜の知られざる魅力を発見します!
岐阜城界隈を案内してくれるのは、お城マニアのパティシエ!?
二人が最初に訪れたのは、今回の案内人が営んでいる「菓子工房みのひだ屋」。店内に入ると大きな大きな「げんこつシュークリーム」が飛び込んできました。
店の奥から現れたのは、岐阜城下町をこよなく愛する柴田正義さん。本業はパティシエで、げんこつサイズの大きなシュークリームがお店の人気商品です。
そんな柴田さんは大のお城好き。7年前に発足した岐阜お城研究会の代表も務めており、今では地元のPR活動も行っています。
「岐阜の町にはお宝がいっぱい!」と話す柴田さんの案内で、岐阜城下町の散策をスタート。長良川にかかる橋の上までやって来ると、早速第1のお宝ポイント発見します。
長良橋の上から見る岐阜城の絶景が第1のお宝。鵜飼の屋形船と岐阜城を一緒に見ることができるこの場所が、岐阜をギュッと集めたベストポジションとのことです。その美しさに思わず五木ひろしの長良川艶歌を口ずさむはるな。同世代の柴田さんは盛り上がっていましたが、村上はちょっと置いてけぼり……?
徳川家康にも献上された美味なるお宝が、令和の時代に大変身!
続いて訪れたのは水運の川湊として栄えた川原町。蔵や町屋が立ち並び、長良川の文化で栄えた時の面影が今でも残っています。時代の流れで形は変わっても、ここで暮らす人たちは今も長良川とともに生きていると話してくれました。
そんな川原町で柴田さんが教えてくれたのが「美味」なるお宝。長良川の代名詞ともいえる鮎を使った新感覚料理を提供しているお店、明治20年創業の鮎料理専門店「川原町泉屋」を訪問します。
五代目の泉善七さんは、柴田さん曰く『鮎マニア』。そんな泉さんが研究の末にたどり着いたのが、代々1守り続けてきた伝統料理である「熟れ寿し」でした。
鮎の塩漬けとお米で一年以上発酵させた「熟れ寿し」は、室町時代の文献にも記される岐阜の郷土食。なんとあの徳川家康にも献上されていたとか。まずは「なれずし」をそのまま味見です。
「ギューッてうま味が。これはおいしい!お酒が欲しくなるー!」と大変気に入った様子の村上。はるなも「チーズみたいな味がする。中から鮎のうま味と塩分がジワーっと出てくる」とご満悦の様子です。しかし、驚きはまだ続きます。400年以上続いてきたこの味を、泉さんは全く新しく変えてしまいました。それが「子持ち鮎の熟れ寿し」です。
一般的な「なれずし」に使われるのは脂の少ないオス。しかし泉さんは、「川魚で唯一内臓が食べられる魚なので、これを使わない手はないな」と、内臓を残したメスの子持ち鮎を使った熟れ寿しを作りました。内臓を漬けると発酵段階で身が溶けるため今まではありえないとされていたのですが、試行錯誤の末ついに完成。マイルドでやわらかい仕上がりというそのお味に、はるなも村上も思わず顔をほころばせます。
メスとオスでここまで味が違うんだと驚く二人。さらに「子持ち鮎の熟れ寿し」から生まれたさらなる新商品「鮎ピザ」も頂きました。
「なれずし」を漬けこんだご飯で作った鮎エキスたっぷりのクリームがピザの上にたっぷり。鮎とチーズの相性も抜群で、新感覚のピザとして、大評判となっています。さらには、鮎クリームを隠し味にしたカレーや、なれずしを作る段階でできる「鮎の魚醤」をスープに入れたラーメンなど、新たなアユ料理を次々と考案。
岐阜城下町で受け継がれてきた「熟れ寿し」から次々と新たな味が生まれています。まさに岐阜の宝ですね。岐阜城界隈のお散歩はさらに続きます。続きは後編にて![後編はこちら]